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生きかた上手

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「生きかた上手」日野原重明

Ⅱ 長生きはするもの
 
死ぬ瞬間まで「人生の現役」
 
「現役意識」というものを持ち続けることも大切です。

仕事人あるいは子育てに奔走した家庭人として、現役引退のときは誰にもやって来ますが、生かされている最後の瞬間まで、人は誰も「人生の現役」です。

その自覚は最低限もっておくべきです。

「現役」とは、「いま」を生きることに、自分という全存在を賭けている人のことです。

年齢や性別とは関係ありません。

アメリカ社会では、男女差別をしないのと同じように、年齢による差別をしません。

あらゆる提出書から生年月日を問う項目は削られていますし、たとえばハーバード大学には教授の定年制はありません。

現状を見るかぎり、日本人より精神的に熟成していると思わざるをえません。

哲学者マルティン・ブーバー(1878~1965)は、ある日、年長の老師と語ったとき、その老師が「これまでの自分の考えをいっさい改めて、すべてを新しい目で見つめ考え直したい」と言うのを聞いて、驚きのまじった爽快さを覚えたといいます。

ブーバーは、「年老いているということは、もし人が始めるということの真の意味を忘れていなければ、本当に輝かしいことである」という真理にそのときふれたのです。

生きているかぎり、新しい喜びを得ることに私たちはもっと貧欲であっていいと思います。

それが若々しい老いかたというものです。
 
 
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