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生きかた上手


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「生きかた上手」日野原重明
 
Ⅱ 長生きはするもの
 
出会いはハプニング。おそれず、楽しみたい
 
モデルはじっと待っていても目の前に現れてはくれません。

自分で探し出すのです。

できれば、自分と似たような境遇や職業の人ばかりにこだわらず、異質の世界にも分け入って探してもて下さい。

たとえば数学者が哲学者と会話を楽しんだり、文学者や芸術家ともふれあう。

すると会話のなかに、「その考え、こちらにもらった!」というような応用可能なヒントに突然出くわすことがあります。

いつもの自分の居場所から離れてみると、目先が変わって、行き詰まりがぱっと解消されたり、思わぬスピードで前進できたりする。

そんなハプニングをあえて求め、楽しむくらいの余裕がもてれば、発想はまさに棚ぼたのうように落ちてくるのです。

これは私の長年の実感です。

そうした思わぬ広いものをする才能を、英語ではセレンディピティ(seren-dipity)といいます。

セレンディップ(現・スリランカ)の3人の王子の逸話から生まれたことばで、王子たちは何かを探し求めているあいだに、偶然にそれとは別の思わぬ掘り出しものを発見するのが得意だったといいます。

セレンディピティは、欧米では一般の人もよく使うことばです。

偶然のなかにしばしば貴重な発見が隠されているという真実、言い換えればひらめきの本質を、欧米人がいかによく承知しているかがうかがえます。

机に向かって頭をかかえているばかりではだめで、むしろ肩の力が抜けているくらいの状態がベストなのです。

考えてみれば、私たちの日々はそんな偶然というハプニングに満ちています。

その一瞬をうまくとらえて、一生ものの出会いに育てるには、心のセンサーを磨き続け、新しい出会いを楽しむ余裕が必要です。

いくつになっても手本としたい生きかたを探し求めていれば、日々に張りが生まれます。

その真摯なあなたの姿勢がいつの間にか誰かの心をとらえて、あなたが誰かの生きかたのモデルにされたりするのだろうと思います。

「50代まで生きれば十分」などと、もう若い人に言わせたくはありません。
 
 
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