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生きかた上手


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「生きかた上手」日野原重明
 
Ⅴ 治す医療から癒す医療へ
 
医師のあなたへ その患者さんが、あなたの大切な人であっても手術をしますか?
 
医学の進歩は皮肉なことに、患者さんをある意味で危険にさらす機会を増やしています。

いわばハイテクノロジーのあだ。

医師というもの、外科医はことに、患者さんの犠牲があって腕を上げています。

成功率の低い手術とわかっていても、また、自分の力量以上の高度なテクニックが要求されようとも、外科医はつねに手術に挑戦する誘惑にかられます。

若い医師なら、なおさらです。

「その患者さんが、あなたの子どもであったら、親であったら、愛する人であったら、それでも手術をしますか」

この問いを、いつでも自分に問う訓練をしなさい、と私は若い医師たちに助言します。

2500年前のギリシャの医師ヒポクラテス(前460頃~375頃)は、医師としてまず心すべきは、「患者に害を与えるな」ということだと言っています。

治すことのために、患者さんに苦痛を強いてはいけない、死ぬような危険にむげにさらしてはいけない、と。

医師の究極の使命は治すことではない、というわけです。

医師の目の前にいるのは、病んだ「患部」ではなく、病んだ「人」であることをわすれないでください。

しかもその病んだ人は、自分にとってかけがえのない人だと、つねに思うことです。

そうすれば、患者さんの痛みや苦しみにまず耳を傾けたくなるでしょうし、細かい例を一つあげるなら、その対話のなかで薬の拒否反応の有無を探ることもでき、薬剤の過敏症による医療ミスは防げます。
 
 
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