生きかた上手
『伝え方が9割』
第2章 「ノー」を「イエス」に変える技術
この瞬間から、技術を使ってみる
課題:2 「むだな電気を消して」
あなたの家族が、いつもむだな電気をつけっぱなしだとします。
「むだな電気を消して」といっても聞く耳をもちません。
なんと言えば、消すようになるでしょうか?
まずは、ステップ:1です。
頭で思っていることをそのまま口にするのをやめます。
今さら「むだな電気を消して」と言ったところで、相手が変わる者でもありません。
ステップ:2です。
相手の頭の中を想像してみます。
余計な電気を消さないのはなぜでしょう?
つけていたいからではなく、めんどうくさいからでしょう。
では、「7つの切り口」のどれを選ぶといいでしょうか?
「嫌いなこと回避」「認められたい欲」「チームワーク化」あたりからつくれそうですね。
「嫌いなこと回避」で相手の頭の中を考えると、「環境を壊したくない」「電気代をかけたくない」と言ったのがあるでしょう。
「認められたい欲」で考えると、「いいことする自分を認めてほしい」という気持ちがあるでしょう。
「チームワーク化」で考えると、「いっしょにならやってもいい」という本能があるでしょう。
答えはひとつではありません。
いくつか考えて、相手にとっていちばん効果のありそうなのを選択しましょう。
どれが最適かは、相手によって変わってきます。
どこのツボがいちばん効くか、相手を想像しましょう。
ステップ:3です。
それをもとに、相手のメリットと一致するお願いをつくります。
ここでは相手に、「チームワーク化」が効きそうだとします。
「いっしょにやっていこう」とお願いします。
こうすれば、ストレートに「ムダな電気を消して」と言われてやらなかった家族でも、前より前向きに動いてくれるようになるでしょう。
チームワーク化では、自分も動くことが前提です。
この課題に私の教えている生徒で、ちょっと素敵なコトバをつくったひとがいたのでそちらも紹介しておきます。
「電気を消せば、星が見えるよ」
こちらはm「相手の好きなこと」の切り口からつくったものです。
ロマンチックで相手が恋人の場合には、抜群に聞くコトバだと思います。
こう恋人から言われたら、どんなに電気を消すのがめんどうでも、消してしまいますよね。
同じお願いをするのでも、コトバを変えるだけで、結果を変えることができること。
わかっていただけたでしょうか。
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