生きかた上手
『伝え方が9割』
第3章「強いコトバ」をつくる技術
「強いコトバ」をつくる5つの技術
10分で「強い長文」をつくる技術
つまらなそうな長文を、読みたくなるものに変える!超カンタン版技術
「短いコトバをつくるのはわかりました。でも長い文章はどうすればいいのでしょう?」と聞かれることがあります。
まずは「時間がない!」というときにできる、とっておきの方法を紹介します。
毎日の生活で、メールを書いたり、企画書を書いているときに存分に時間を使えないということもあるでしょう。
そんなときに10分で長文をパワーアップさせる超カンタン版技術をお伝えします。
まず原則、人は長文を読みたくないことを知ってください。
あなたも経験でわかると思います。
人の長文、読みたくないですよね。
ですが、自分の文章となると思い違いをしてしまいます。
「わたしのは読んでもらえる」と思ってしまう。
いやいや、そうではありません。
あなたの文章も同様に、人は読みたくないのです。
以下に長文があります。
「ボランティアをしたい方へ。当協会はボランティアの手で支えられています。非営利団体である当協会はヒトの活動が、そのまま組織の活動です。ご協力がダイレクトに動物愛護につながります。ボランティアには、誰でもなることができます。直接動物の世話をするというカタチのボランティアだけでなく、事務の仕事も大切な動物愛護活動です。具体的には、当協会のボランティア活動には以下の内容があります。...
(中略)
...まずは、ご登録いただき、ご要望のボランティアができる活動が整い次第、ご連絡させていただいております。なお、せっかくのご登録ご希望にお答えできない場合がございますので、ご了承ください。ご応募お待ちしております。」
まず、長文というだけで読みたくないですよね。
みなさんも全部読まなかったと思います。
ではどうすればいいのか、具体的に見ていきましょう。
ステップ:1
先を読みたくなる「出だし」をつくる
どんなに長文が読まれないとしても、読み手は、出だしの1分だけは読んでくれる可能性が高いです。
料理を全部食べなくても、味見だけはしてくれるのです。
読み手に、味見のとき「先を読みたい!」と思わせましょう。
ここで登場するのが、みなさんの知った「強いコトバ」をつくる5つの技術です。
どれを使ってもいいです。
コツは極力短いコトバになるものを選んでください。
ステップ:1
●1文目に「強いコトバ」をつくる
●極力短いコトバを選ぶ
ボランティアをしたい方へ → そうだ、ボランティアしたい。と思った方へ。
※そうだ、(サプライズで、強いコトバにした)
※ボランティアをしたい。と思った方へ。(短くするため1文目を切った。1文目はもともと合体していたのを、あえて2つに分けて、短くした)