生きかた上手
孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
第一講:「計篇」
最後に勝つ人は「この戦い方」を知っている
4 絶対に負けたくない「ライバル」をつくれ
ライバルを設定し、次に自分の能力・実力と徹底的に比較してみる。
その作業が、孫子の言う「七計」に相当します。
第二のポイントは「有能」
これは文字通り、互いの能力・実力を比較することです。
細かく項目分けして、ここは自分の勝ち、ここは負けとチェックしていきます。
野球選手で言うなら、打力・投球力・走力・選球眼・守備力など、プレーヤーに求められる必要な資質がたくさんありますね?
そういった一つひとつの必須能力につて、公正な目で比較していくのです。
そのうえで、負けている能力については、集中的に勉強や経験を重ねていく必要があります。
私自身も目標にしたある先輩と徹底比較を行いました。
そのなかで、たとえば「時代考証能力ではとても太刀打ちできない」となったら、その能力を身につけようと、字源をとことん勉強しました。
これはほんの一例で、私には「高みにいるライバルと細かく能力の比較をしてきたからこそ身についた能力」がたくさんあります。
これをやらずに「あの人はすごいな。
いつか肩を並べなきゃなぁ」などとぼんやり考えている限り、能力は上がりはしないのです。
ましてや嫉妬したり、過少評価したりして、自分のまけているところときちんと向き合わないなんて論外です。