生き方上手

孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール

第十一講：「九地篇」

勝利をより確実にするための「心の整理術」

65　状況に応じて「心構え」を変える

兵を用うるの法、散地有り、軽地有り、争地有り、交地有り、衢地有り、重地有り。圮地有り、囲地有り、死地あり。

◎相手のバックにる大物が恐いときは、大物と親しくなる

戦う相手は小物でも、バックに大物がいると、終始その影に怯えることになります。

そんな「衢地」では、小物を相手にせず、大物と親しくなるのが一番です。

仕事でも、大物が後ろ盾にいることで、横柄に振る舞ったり、無理難題を押し付けてきたり、いちいち大物におうかだいを立てなければ仕事が進められなかったりする人がいませんか？

その人自体は小物でも、こちらが後ろ盾に大きな恐怖を感じていると、現場で思うようにことを進められません。

最悪の場合、小物の言いなりになってしまいます。

そういった恐怖を取り除くには、小物の頭越しに大物と親しくなるしかありません。

孫子の言う「吾将に其の結びを固くせんとす」。

小物は大物の言いなりですから、こちらの言い分が通りやすいし、仕事もスピーディーに進むでしょう。
　
　
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