生き方上手
孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
第十二講:「火攻篇」
自分の「評価」「印象」を高めるテクニック
74 メディアをうまく活用する
凡そ軍は必ず五火の変有るを知り、数を以て之を守る。
◎情報が拡散したら、長期戦を考える
運よく話題が沸騰したら、「もっと、もっと」と攻勢に出たいところですが、ここはガマンが必要です。
一過性のブームに終わらせないよう、「其の火力を極め、従う可くして之に従い、従う可からずして止めよ」、長期戦略を考えなければなりません。
たとえば、しばらくそのなたで行けそうなら視点を変えて情報にちょっと新しい味付けをした企画を持ち込む。
長期的には持ちこたえられそうもないなら、その話題がホットなうちに次の新しいネタを仕込む。
そういった戦略を練るといいでしょう。
◎メディア連鎖の逆の流れに乗る
情報の発火点は新聞だけではありません。
ときにはテレビから取材の申し込みがあったり、ネットのソーシャルメディアへの投稿が注目されたりして、そこが発火点になる場合もあります。
テレビやネットは紙媒体に比べると、その情報に触れる人の数が段違いに多い。
そこで話題になると、雑誌や新聞も「これは取り上げないわけにはいかないな」となるわけです。
そういう「火、外より発す」ということがあったら、「内に待つことなく、時を以て之を発せよ」。
積極的にどんどん、パブリシティを展開していくべきです。
◎情報ルートを考える
孫子はまた、発火点が風上か風下かで、戦い方が違ってくることに触れています。
「火、風上に発して、風下に攻むる無かれ」。
つまり、火攻めは風上からやらないと、広がらないということです。
これは「日本のどこから情報を発信するか」を考える際のヒントになります。
全国をワーッと席巻したい場合は、やはり東京がベストです。
東京は”情報の風上”ともいえる場所ですから、情報が広がる勢いも早さも申し分がない。
最近は地方発送の情報が大変な話題を呼んでいますが、東京に届くまでに地方都市を飛び火させていく感じななるので、どうしても全国に広がるまでには時間がかかります。
その場合は、どこかの地方都市で話題になった瞬間に、ほかの地方都市を経由させずにダイレクトに東京のメディアに持ってくればルートを短縮化することが可能です。
たとえば「これ、札幌のテレビ番組で紹介されて大好評。東京でもウケると思うんだけど」などと言って、地方での掲載・放映実績を武器にするのです。
メディアはどこもネタに飢えているので、珍しい地方ネタは大歓迎でしょう。
◎読者・視聴者の多いところを狙う
最後に孫子は、「昼風は久しく、夜風は止む」とし、風の状況が一番いい昼間に火攻めをしかけなさいと言っています。
イメージ戦略で言えば、ターゲットとする読者・視聴者がたくさんいる時間帯を狙って、情報露出させろ、ということです。
ふつうの人は夜中は寝ているし、昼間は仕事で忙しい。
情報に触れる時間帯は出勤前の朝か、帰宅後の夜が一番いい。
そのようにターゲットの生活時間に合わせて仕掛けることがポイントです。
以上がイメージ戦略の五原則です。
火攻めになぞらえると、非常にわかりやすいのではないかと思います。
参考にしてください。
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