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生き方上手


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孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール

第十三講:「用間篇」

孫子が教える「精度の高い情報」の集め方

76 情報は「人」から取れ

必ず人に取りて、敵の情を知るなり。

成功の最大の秘訣は「先知」、だれよりも早く情報を入手することにある。その情報は必ず「人」から取りなさい。

いまから二千五百年も前に、孫子はもう「インフォ・ウォー(情報戦争)」を説いているんです。すごいでしょう?

情報社会に生きる私たちにとって、情報の重要性はいっそう増しているように思います。

ビジネスにおいてライバルの情報をいち早く入手することはもちろん、人生においてもどういう困難が降りかかってきそうかを的確に予想したり、良い人間関係を築いたりなど、情報がモノを言う場面はたくさんあります。

興味深いのは、孫子がここで「情報は人から取れ」としていることです。

この考え方はいまも通用します。

◎メディアやネットの情報は信頼できるか

「情報なんか、ネットに山ほどあるじゃないか」と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

そこから取る情報が「信頼できる自分の間者」になりうるとは、私には思えません。

なぜなら、とくにネットの場合は公正とは言い難い情報や、風評被害に象徴される「根拠に乏しい噂話」程度の情報、大衆をある方向に向かわせるための意図的につくりだされた情報、専門知識や経験のない人間が無責任に書きなぐった情報など、鵜呑みにしてはいけない情報が横行しているからです。

孫子は「神に祈る、経験に頼る、星を占うというような方法で情報をとってもダメだよ」と言っていますが、ネット情報はこの類に入るかもしれません。

もちろんメディアやネットにある情報のすべてが価値のない虚報だとまでは言いません。

情報を広く取ったり、物事の概略や公表されている統計などを調べたりする部分では、発信元がたしかな筋の人・団体であるという前提で、大いに利用するといいでしょう。

ただ、自分の信頼する人物からもたらされる現場の生の情報のほうが、価値が格段に高いのはたしかです。

たいていの場合、役に立つ情報というのは活字や映像にならない、現場の人しか知りえないところにあるものです。

しかもメディアに流通うしていないわけですから、ほとんどの人が知らない情報を誰よりも早く入手できます。

孫子の言う「先知」を実現できるのです。

◎名刺ファイルを人脈の宝庫に

私自身も「情報を人から取る」ことにかけては、大変なこだわりがあります。

数千枚におよぶ名刺を収納したファイルを、宝物のように大事にしているのです。

話は四十年前に遡ります。

会社を立ち上げた当時、私には人脈どころか、知り合いすらほとんどいませんでした。

そこで、自分に「一日十人の人と名刺交換をする」というノルマを課しました。

十人に達しないときは翌日に加算する、いわゆるキャリーオーバー方式で。

当時の私は、とても非社交的でシャイな性格でしたから、名刺交換を申し出ることがなかなかできなかった。

達成できる日が少なくて、ノルマはいつしか五百枚くらいになってしまいました。

何とかしなくてはと、人が集まるパーティに行ったり、あるときは「そうだ、自分のことを名刺出し機だと思ってそれに徹しよう」と覚悟してやったんですが、それもダメでしたね。

名刺はたまったけれど、人生が全然変わらない。

それで今度は「名刺交換をした人と親しくなるにはどうするか」と考え、相手が今一番悩んでいることを聞き出して、自分の得意な東洋思想の考え方をまじえながら答えることを思いつきました。

これが良かった。

今日の仕事につながったし、名刺がそのまま人脈になっていったのです。

依頼、一枚だって名刺は捨てていません。

中には所属部署や役職などが変わるたび名刺を頂戴し、十枚くらいの名刺が保存されている人も少なくありません。

その人が社長になった暁には、その名刺の束をプレゼントしてね。

自分の歩いてきた歴史がわかるって、大変喜ばれています。

之だけ親しい人の名刺がたまれば、かなり貴重な情報を「人から取る」ことができます。

みなさんにもおすすめしたい情報です。
 
 
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