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生き方上手


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『人は話し方が9割』
 
1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ
 
第4章 人を動かす人の話し方
 
36 「言葉の意味」ではなく「その奥にある感情」にフォーカスする

● 言葉だけ拾ってもコミュニケーションにはならない

今こそ、こうして本を書き、たくさんの人の前で講演したり、コーチングやコンサルティングをしたりしている私ですが、完璧にコミュニケーション上手に変わったわけではありません。

「三つ子の魂百まで」とよく言いますが、時折、コミュニケーション下手の自分が顔を覗かせます。

先日も、こんなことがありました。

相手はずっと私のところに通ってくれているコンサルティングのクライアントさんでした。

そのクライアントさんとは10年来のご縁で、事業の立ち上げの頃から、私のところに来てくれています。

ある課題をクリアし、今後どのように事業展開していくかについて、私のセミナールームでセッションをしていました。

内容は経営方針ということで、かなりロジカルに話を詰め、そのクライアントさんに必要なことを伝えたつもりでした…。

クライアントさんが言葉少なめになっていったので、いったんセッションを中断し、テラスでお茶を飲みながら休憩していたところ、クライアントさんがあまりに浮かぬ顔をしていたので理由を聞いてみました。

すると、思わにことを言われました。

「松永さん、最近、言葉だけを拾うようになりましたね」

一瞬、何を言われているのかわかりませんでした。

クライアントさんはこう続けました。

「以前は感情に向き合ってくれていたように感じていました。今は言葉上の理解しかしてくれないような気がします」

ハッとしました。

経営というロジカルな部分にフォーカスしすぎるあまり、クライアントさんの「感情」というものをスルーしたしまっていたのです。

● 言葉と通り受け取ると、関係性が壊れることもある

クライアントさんと書いたその人は、女性の経営者でした。

私のところに来始めた頃は、普通のOLでしたが、その後起業し、ずば抜けた経営センスで今や全国で大活躍している女性起業家。

私も彼女から学ぶことがたくさんある方です。

「男女問わず、人というものは自分を理解してほしい生き物」

人にはいつも伝えているものの、私はこの時すっかりこのことを忘れ、昔の自分の戻っていました。

すぐに結論を出そうとしてしまい、それ以外のことはあまり重要視しない。

良くなるためには、最短で結果の出る方法を考える、というドライな自分がいました。

ただ、これまで何度もお伝えしてきた通り、大切なのは、「言葉の意味」ではなく「その奥にある感情」です。

今風に言えば、空気を読むことの大切さをあらためて彼女の言葉が思い出させてくれました。
 
 
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