生き方上手

ジョセフ・マーフィー「心の法則」

第2章　潜在意識の力を引き出し、成功への推進力にする

マーフィーの言葉 20
　
『強固な目標は潜在意識を正しい方向に向かわせる羅針盤になります』

人はある意味で、欲求の塊のような存在です。

誰でも身に覚えがあるでしょう。

これでいい、ということはないのです。

たえず、上へ上へと、どこまでも高く手を伸ばし続けていく…。

この強い欲求こそ、人の生命力をかきたてる原点です。

欲することは悪いことだという禁欲主義のような考え方がありますが、これは極論であり、結果的に間違った方向に心を誘導してしまう危険な考え方です。

欲求を無理に抑えつけると欲求不満、フラストレーションになってしまいます。

フラストレーションは人を心身ともに傷つけ、生きる力を奪っていきます。

ではどうすればいいか。

欲求をプラスの方向に向け、願望、そして向上心に変えるのです。

向上心は強い生命力を持つ種子になり、やがて豊かに繁茂する人生をもたらします。

そのために大事なことは、向上心が向かう目標をしっかりと確立することです。

願望をさらに昇華させる。

そこから輝かしい人生の成功の道筋が開かれていきます。

鋭い感性で、強い欲求、願望を持ち続けることこそ、人生を大きく前進させる推進力になることを感知していたゲーテは、「願望はわれわれがなし遂げることの前触れである」という言葉を残しています。
　
　
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