生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第2章 潜在意識の力を引き出し、成功への推進力にする
マーフィーの言葉 26
『潜在意識に暗示を与えると、願っていた現実が引き起こされます。』
マーフィーは「眠っている間に、願望を実現してしまう」奇跡をしばしば実現したと伝えられます。
眠っていたと言うよりも、静かに心を整え、潜在意識に送り届けていたのかもしれません。
その方法のポイントは、「すでにその願望がかなえられた状態を想像する」ことだと言っています。
ただ、そうなりたいと願うのではなく、すでにそうなった自分を、映画のシーンのように、具体的なビジュアルに置き換えてイメージするのです。
これは、潜在意識が非常に暗示を受けやすい性質を持っていることと重ねあわせるとよく理解できます。
プラシボ効果をご存じでしょう。
頭が痛いと訴える人に「鎮痛剤ですよ」と言ってビタミン剤を与えると、それだけで頭痛が治ることがよくあります。
「頭痛薬を飲んだ」という暗示が潜在意識に伝わり、潜在意識の治癒力が働き出した結果です。
プラシボ効果は思い過ごしや錯覚ではなく、実際の症状を改善するほどにリアルな作用です。
現在でも、新薬を開発する際に欠かせない治験データを採る際には、「薬を飲んだ」という暗示による効果を割り引くために、開発中の新薬を与えるグループと、単なるビタミン剤を与えるグループの最低二グループで治験することが義務付けられています。
私は歯科医です。
最近歯科治療においても痛みのケアを十分に行っており、耐えられないような痛みがあることはまずありませんが、それでも恐がる患者さんには「痛みのない治療法でやりましょうね」と声をかけることがあります。
このひと言の暗示で、患者さんの反応は大きく変わることが多いのです。
子どもが転んでどこかをぶつけ、大泣きしているときなど、母親が「痛いの、痛いの、飛んでいけ」とおまじないを口にするとビタリと泣き止む。
これも、潜在意識が暗示に反応し、実際に痛みがやわらいで感じられるようになるからです。
潜在意識に願望を届けるのも同じです。
願望を知ると、潜在意識はその願望から暗示を受け、実際に願望を実現させる方向に働き出します。
プラシボ効果や、おまじないを唱えただけなのに痛みが消えるのと同じように、どんな願望もそのまま実現されるのです。
#伝えかたが重要 #生き方上手 #いきいきと生きる #HappinessFirst #ホテイアオイ広場 #幸せの秘訣 #ありきたりなことをきちんとやる #生き方を決めるのは自分 #幸せが先 #Thinkpartners