生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第4章 ほしいだけの富と繁栄を手にする
マーフィーの言葉 52
『使う。そして、より一生懸命働く。これがお金を手に入れる最高のリズムです。』
「富を軽蔑するような態度を見せる人間を信用してはいけない。富を得ることに絶望した人間が、富を軽蔑するのだ。」
この言葉の主は銀行家でも、経営者でもありません。
一三世紀、イギリスに登場した大哲学者ロジャー・ベーコンです。
富は本質的に社会的な力であり、社会の評価なのです。
スポーツ選手やハリウッドの俳優たちの収入はそれを顕著に表しています。
すぐれた実績を上げるか、あげないか。
それがすぐに契約金や年俸に反映されます。
俳優も同様です。
出演した映画がヒットすれば、応分の報奨金を得る。
非常にフェアで、クリーンな分配法といえるのではないでしょうか。
日本では、お金のことを口にするのは品がない、意地汚い、といったネガティブなイメージが強すぎます。
お金や富が持つ本来の力を素直に受け入れましょう。
「お金は二の次、三の次。納得のいく仕事がしたい」という人に出会うことがありますが、なぜ、納得のいく仕事をして、お金もしっかり手にしようと望まないのでしょうか。
堂々とお金の価値を正しく受け止め、お金を手にすることを前向きに受け止める社会的土壌をつくらなければ、日本はますます貧しくなってしまうでしょう。
私は歯科医院を経営しています。
経営がうまくいき、お金が潤沢に回ることは経営者として誇りです。
家族が満足感あふれる日々を実現できるだけの経済力がある。
これ大きな喜びです。
自信も得られ、気持ちはさらに高揚していきます。
と言っても、私は、お金を得ることを第一の目標に、仕事をしているわけではありません。
仕事を成功させること、ある程度の経済力を手にすることはまったく矛盾することではない。
そう、信じて今日までがんばってきただけです。
私の場合、仕事に成功は一人でも多くの患者さんの苦痛を取り除き、その結果、喜んでいただくことです。
そのために、歯科の技術の研鑽にもたゆまぬ努力を続けています。
最大の努力をした結果…。
それが現在、私が手に入れた、精神的に何ひとつ不足も不満もない、完全なまでに心豊かな日々なのです。
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