生き方上手
「心の法則」ジョセフ・マーフィー
人生に奇跡を起こす100の言葉
第2章 潜在意識の力を引き出し、成功への推進力にする
Murphy's Message:21
『どんなものも使い方を間違えれば、期待した結果は出ません。潜在意識も同じです。』
人にはかぎりない力がある。
願ったことは何でも叶う。
では、なぜ、いまの世の中はこんなに生きづらいのだろうか。
そう、思う人もあるあるでしょう。
不景気だから?
リストラが横行しているから?
格差社会が進んでいるから?
確かにそうした一面を否定することはできないかもしれません。
しかし、人はもっと苛酷な時代にもしっかり生き抜いてきました。
勇気と希望を失ってはいけません。
願望を持つから苦しくなるのだ。
多くを望まない、いや、何も望まないほうが気はラクだという考え方を耳にすることがありますが、それこそ、負け犬の発想です。
こうした発想を持つと、ある時点で負のエネルギーが極限に達してしまい、人のものを奪い取ってでもほしいものを手に入れようと暴走し始めてしまうのです。
横行する犯罪や過失は、潜在意識に対する無知や、その使い方について、あまりにも無謀であることが招いた結果です。
本来、間違がった願望などありません。
負の方向に向かうことがあるのは、願望の用い方を誤ってしまった結果です。
どんなものでも、謝って操作をしたり、間違った使い方をすれば、とんでもない結果が引き起こされるのです。
たとえば水を考えてみてください。
生命の維持に欠かせない水も、過剰に押し寄せると、河川を氾濫させ、貴重な生命を奪ってしまうことがあります。
日々の暮らしを便利このうえないものにし、文明の象徴ともいえる電気も、使い方を誤ると感電してしまいます。
薬も正しく使いこなさないと、とんでもない副作用に見舞われることがあります。
だからと言って、水や電気などを否定し、その価値を認めないという選択はしないでしょう。
願望も同じです。
願望が悪いわけではない。
ただ、願望をどう働かせるか。
その方向性を誤らないようにすればいいのです。
生きづらい世の中であればなおいっそう、願望を目標に正しく向けることが求められます。
「真の意味で間違った願望は存在しません。」
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