生き方上手
How to master your life
『自分を超える法』Peter Sage
Key1 自分を超える「5つの法則」
法則1 成功の心理学
『「人間の6つの欲求」こそが、人間の行動を突き動かす』
①「安定感のニーズ」
多くの人は何かを決めるとき「安定感」を基準にしてしまっている
「自然界にも、人生にも、「確実なこと」など何もない」
実際のところ、「安定」は存在するのでしょうか。
では、「大自然」に目を向けてみましょう。自然界はいつも人間の素晴らしいお手本です。
自然界を見ることは、「今の問題。の答えが真実かどうか?」を確かめる手段として、最良の方法なのです。なぜなら、起きてくることのすべては「自然の摂理に即して起きている」からです。
進化しない生物はやがて滅びます。ある生物は別の生物に必ず貢献しています。それはすべて「人間界」にもあてはまる、これが「自然の摂理」なのです。
さて、その自然界で「安定や確実性が保証されているところ」はありますか?
自然界に「安定や確実性が保証されているところ」などどこにもない。私たちの人生もしかりです。
想像してみてください。あなたが巨大な樫の木だとします。「明日嵐がきて、根こそぎ倒されてしまったらどうしよう」と心配しながらそこに立っているでしょうか?もちろん、樫の木はそんな心配はしないでしょう。
そこに立ち、いまという瞬間に存在し続けるのみです。そこに安定や確実性はありません。今夜嵐で吹き飛ばされる可能性はゼロではないはずです。でも、「そこに存在し続ける選択」をしているのです。
「多くの人は何かを決めるとき、意識的にせよ、無意識にせよ、結果に安定性や確実性を感じられるかどうか、を基準にする」のです。
会う人を決めるとき、結婚相手を決めるとき、就職先や仕事を選ぶとき…、さまざまな場面で、無意識のうちに「安定性へのニーズをもとに決断をしている」のです。
しかし、絶対の確信で決めたにもかかわらず、一瞬にして何かが起こり、不安定なものに変わることが現実にはあります。そう、「人生に安定はない」のです。
それのもかかわらず安定を求めてしまうのはなぜでしょう。理由はさまざまです。国や文化によっても異なります。
これから、「安定感のニーズ」と、そのほかの5つのニーズをさらに学ぶことで、おのずとその気づきが生まれてくるはずです。
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