第4章 ありきたりな事をきちんとやる P95
「5パーセントの人たちがしている事」
人が日々やっている事というのは、基本的に誰でもそう変わらない。
食べ、眠り、考え、何かを感じ、人と話をし、人の話を聞く。
誰にでも人間関係があり、友人がいる。
誰にとっても1日は24時間で、1週間は168時間だ。
各自がその同じ時間を、次から次へと続く平凡で小さな行為や仕事で埋めている。
マラソンの金メダリストは食べて眠る。
標準体重を15キロオーバーしている人も同じだ。
起業家として成功している人は何かを考え、何かを感じ、他の人と交流する。
している人も同じだ。
お金をたくさん稼ぐ人は本を読む。
一文無しの人や路上で生活 一文無しの人も本を読む。
ただし、読む本は違っている。
成功している人もそうでない人も、日々やっている事は基本的には同じだ。
それなのに、成功している人は自分がやっている事によってトップに登りつめ、そうでない人は自分がやっている事によって落ちぶれる。
では、一体何が違っているのか。
それはスライト・エッジに気づいているか、理解しているか、人生や仕事に活用しているかどうかである。
成功している人はスライト・エッジの力を理解している。
成功していない人は理解していない。
成功するか、失敗するか自分が望む生活の質を獲得するか、それ以下の生活で我慢するか。
それは誰もがしているそうした平凡な行為をするかしないかではなく、そうした行為のうちのどの行為をするかによって、100パーセント決まるのだ。
従って、人は誰でも成功するのに必要な事をする能力は持っている。
人は誰でも、人生の勝者になれる。
もちろん、あなたも。
なぜなら、スライト・エッジが常に働いているからだ。
スライト・エッジは今も、いつでも、日々、あらゆる瞬間に、良いほうにも悪いほうにも作用している。
人生のあらゆる一歩、あらゆる選択に対して、日々、毎時間、あらゆる瞬間、スライト・エッジがどのように作用しているのか。
それに気づいてもらうのが、本書の目的なのだ。
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