『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

ポジティブ心理学の科学から出るパワフルな情報を、待ち望んでいる人々に届けるページです。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 人には人にふさわしい終末が約束されるべきです。 きちんと別れることができれば、死もまたやさしい 延命措置のために家族が追い出され、ようやく招き入れられたかと思えば、「何時何分、ご臨終です」と医師が告げる。 動かなくなった…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 人には人にふさわしい終末が約束されるべきです。 家族との「別れのとき」をつくる試み 私はこの2~3年、がんの末期で亡くなっていくホスピスの患者さんたちに、少し思い切って、別れのときをつくる配慮をしています。 死がもう何時…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 人には人にふさわしい終末が約束されるべきです。 患者さんを苦しませてはならない いよいよ最期という患者さんに耐えがたい苦痛があれば、私はモルヒネを十分に使って患者さんの痛みを取り除きます。 死への不安が大きくて夜眠れない…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 人には人にふさわしい終末が約束されるべきです。 医療が死を台なしにしてしまう 死が避けられない定めでくあるなら、せめて悲惨な最期にはしたくないと誰もが願います。 けれど、残念なことに望むような最期を迎えられる人は決して多…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない なぜ人を殺してはいけないのか。その問いには答えるのではなく、共に考えるべきです。 不足する、生身の体験 それにはまず、いまの子どもたちに決定的に不足している、生身の「体験」をもっと増やしてあげることでしょう。 それはまち…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない なぜ人を殺してはいけないのか。その問いには答えるのではなく、共に考えるべきです。 いのちの重みを、子どもたちにいいかに伝えるか 一方、死の気配などみじんも感じさせない子どもたちの心のさまは、私にはもっお気がかりです。 「…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない なぜ人を殺してはいけないのか。その問いには答えるのではなく、共に考えるべきです。 「ご臨終です」とは言わない 日本人のほとんどが病院で死を迎えるなかで、医者はいのちをどのように扱っているでしょうか。 私はもうずいぶん前か…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 死がなんであるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。 死を明るく話題にしよう さしあたって、小さなお子さんのいる家庭なら、ペットを飼うことをお勧めします。 犬や猫、小鳥、あるいはバラを育てるというのもいいでしょう。 い…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 死がなんであるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。 愛する人の死を想像してみる いまは、医者や看護婦を志す人であおくdっても、身近な人の死を経験しないまま医療の現場に立つことが多くなりました。 その経験のなさを、想…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 死がなんであるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。 幼い子どもを葬式や通夜に連れて行こう 私は、子どもに、死にゆくお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの姿をありのままに見せなさいと言い続けてきました。 子…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 死がなんであるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。 小学6年生に「いのち」の授業をする 一昨年、私は世田谷の和光小学校の小学校の6年生に「いのち」について1時間の授業をしました。 聴診器を20本用意して、子どもたちにお互…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 死がなんであるかを子どもに伝えるのは、おとなの役目です。 子どもたちに「死の準備教育」を 10代の若い人たちによる悲しい事件がこの一年あまりのあいだに相次ぎました。 いのちを冷酷なまでに軽んじる青年が現れたのはなぜでしょ…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 「ありがとう」のことばで人生をしめくくりたいものです。 悔いのない死をつくる リンゴに芯があるように、私たちは生まれながらに「死の種」を宿しています。 詩人リルケ(1875~1926)はそう言いました。 遺伝子に老化のプログラムが…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 「ありがとう」のことばで人生をしめくくりたいものです。 「ありがとう」のことばを残して逝きたい 「終わりよければすべてよし」とはシェークスピア(1564~1616)の戯曲名のひとつですが、人生こそ、そのようなものです。 納得して…

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 「ありがとう」のことばで人生をしめくくりたいものです。 患者さんの死に学ぶ 死にゆき姿は、その生きざま同様に、一人として同じということがありません。 死は各人各様の「生の最後のパフォーマンス」であると、つくづく感じます。 …

生きかた上手

Ⅵ 死は終わりではない 「ありがとう」のことばで人生をしめくくりたいものです。 老いてからの死は、苦しまない これまで私は数えきれないほどの患者さんを診察し、その病を治すことに力を注いできました。 その日々のさなかにまた、ゆうに4000人を超える患…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 治すためなら、患者に苦痛を強いてもよいのか 多くの人の期待に反して、医師が治せる病気というのは、実はそう多くはありません。 この先どんなに医学が進歩しようとも、「治せる病」はひと握りにす…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 心とからだを切り離した、近代医療のまちがい 心が癒されると、からだの具合までよくなることもあれば、その逆もあるように、私たちのからだは実に深く複雑にかかわり合っています。 心とからだ、ど…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 音楽で音楽で楽で音楽でが癒える そのカナダのホスピスで、がんの末期の男性が、「これを歌ってほしい」と、自作の詩を音楽療法士に見せました。 死んでいくさみしい思いを、夏の終わりに咲く季節最…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 音楽には、病む人の心とからだを癒す力があります。 死の床にあっても、耳だけは聞こえている。 赤ちゃんは妊娠7~8ヵ月のお母さんのお腹のなかで、母親の心音ばかりか外界のいろいろな音を聴き始め…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 患者であるあなたは、医師にかかった「その後」を伝える、ちょっとした配慮を そんなあなたの意向やあなたの日常に配慮してくれる医師には、あなたもお礼を返すべきでしょう。 もちろん金品ではあり…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 患者に制限を強いる医師より、制限を減らそうと努める医師をさがそう いつでも「あれはだめ」「これをしてはだめ」と制限するばかりの医師もこのましくはありません。 自分だったら多少の熱があって…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 自分の限界を心得ている医師をさがそう かかりつけ医は何科の医師でもかまいませんが、「どんな病気でも治せる」と豪語しえくれるようなてはばからない医師は避けたほうがいいでしょう。 むしろ、自…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ よいかかりつけ医との出会いを偶然にまかせてはいけません。 患者の話に耳を傾けてくれる医師をさがそう よいかかりつけ医を見つけ、その医師と信頼関係を築いておくことは、あなたの健康管理に欠か…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 医師は聞き上手に、患者は話上手になろう では、あなたは医師にどのようにからだの情報を伝えるべきでしょうか。 「どうもいつもとちがう」というあなたの五感がとらえたからだの変調は、どんなに精…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 医師と患者が十分に対話できれば、病気の6割は診断がつく 医者はまず、患ち者さんの何を診るべきか、聴診器で何を聴くべきかの的を絞ります。 「胸が苦しい」と聞けば、心臓がおかしいのかなと想定し…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 医師は聞き上手に、患者は話し上手になることに努めるべきです。 短い診察時間を最大限に生かそう 日本の医療は検査に頼りすぎです。 医師は診察もそこそこに、ひとまず患者さんにあらゆる検査をしま…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 患者であるあなたへ 自分の身は自分で守る意識を持つように 患者さんは総じて、医師の言うまま、なすがままで実に控えめですが、それは医療の傍観者に甘んじているのだ、とあえて厳しく申し上げまし…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ 医師のあなたへ その患者さんが、あなたの大切な人であっても手術をしますか? 医学の進歩は皮肉なことに、患者さんをある意味で危険にさらす機会を増やしています。 いわばハイテクノロジーのあだ。…

生きかた上手

「生きかた上手」日野原重明著 Ⅴ 治す医療から癒す医療へ まず、人間の不完全さを謙虚に自覚する では、ミスがなぜ隠され、なぜ減らないのかと考えていくと、どうも医師も患者さんも世間の人も、「人間はパーフェクトではない」ということをすっかり忘れてい…