第6章 飛躍的進歩という言葉にだまされてはいけない P147

　
『特効薬と奇跡』

小学1年生が全員、良書を毎日10ページずつ必ず読む習慣をつけるよう言われたなら、その後どんなことが起こるか想像できるだろうか?
　
彼らが大人になったとき、彼らの経済状態、健康状態、人間関係は、どのように変化しているだろう?
　
この20年余り、親しくしている人たちの多くが僕の食べ物の選び方や運動習慣、自己開発目標をからかいの対象にし続けてきたことに僕は驚かされてきた。
　
僕が長年毎日続けている「取るに足らない」小さなことは、彼らにとってはおかしなことに思えるらしかった。
　
それは僕がしていることの意味が、彼らには理解できなかったからだ。
　
彼らには、そのずっと先に訪れる結果が見えなかったのだ。
　
今日こうした友人たちに会うと、心が痛む。
　
彼らの多くが健康を損なったり、お金に困ったり、将来への希望を失ったりしているように見える。
　
僕の健康状態が良好なのはたまたまではないし、彼らの健康状態が思わしくないのは運が悪かったせいではないということが彼らにはなかなか理解できない。
　
人は誰もみな（海辺の遊び人も億万長者も）全く同じようにして今の自分にたどり着いたのだということが彼らには分からない。
　
それがスライト・エッジの力なのだ。
　
彼らは飛躍的進歩という神話の犠牲者なのである。
　
　
#SlightEdge　#幸せの秘訣　#ありきたりな事をきちんとやる　#コミュニティー