生きかた上手
生きかた上手
『伝え方が9割』
第1章 伝え方にも技術があった
個人発信力が求められている時代
お店オススメより、バイトのゆっき~オススメが求められる
例えば、あなたが新しいスマホを買おうと思っているとします。
そのときに誰の情報を重要視しますか?
前は「テレビCMでやっているから」というだけで人が買っていた時代もありました。
でも今は、テレビのCMはきっかけになると思いますが、実際に買うことを考えたら、使っている友人に「実際使ってみてどうなの?」と聞いて判断しますよね。
企業のWEBサイトだけじゃなく、使用した人がいい点もそうでない点も赤裸裸に評価を書きこむ価格サイトなどを見るという文化もできました。
この現代ほど、個人発信力が力をもった時代もかつてありません。
変化を一番実感しているのはあなた自身ではないでしょうか。
あなたは今まで受けてだったのが、とつぜん発信者になったのです。
この変化には2つ理由があります。
「組織へのうたがい」と「情報の洪水」です。
「組織へのうたがい」は、企業や政府などの組織はいいことしか言ってないのではないかと疑うきもちです。
震災での政府や一部企業の対応も「組織は信じられない」という世の中の空気に拍車をかけました。
人はどんどん裏読みをするようになり、「企業が語ることを、そのまま信じないぞ」という空気が世の中にできました。
「情報の洪水」は、WEBの普及により、あまりにも情報が増え、人が処理できる量を超えてしまったことをさします。
人は自分の周りにあるすべての情報を追うことができなくなりました。
そこで、知っている人/特定できる個人のコトバ以外をシャットアウトする状況になったのです。
スーパーの野菜を見てください。
生産農家の個人名を頻繁に記入するようになりました。
「鹿児島農協のカボチャ」ではなく「福留数幸さんのかぼちゃ」を世の中は求めるようになったのです。
レストランの店頭を見てください。
バイト個人のおススメ文章が出ています。
「お店がおススメの毛ガニ」ではなく、「バイトのゆっき~オススメの毛ガニ」を世の中は求めているのです。
個人の発信が効く時代はすでにはじまっています。
あなたは、いま誰も知らない黄金の毛ガニがいっぱいいる秘密の場所を知ったのです。
さあ、毛ガニをとりにいきましょう。
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