第13章 メンターから学ぼう P317
「避けるべき人たち」
世の中には2種類の人間がいる。
一方はその人が部屋に入ってきた瞬間に、ポジティブなエネルギーと人生に対するワクワク感で部屋がパッと明るくなるような人たちだ。
僕はこういう人たちを与え屋と呼んでいる。
もう一方の奪い屋の人たちは覇気がなく、人生に対して気の滅入るような考 え方を抱いているので、部屋に入ってくると部屋がどんよりと暗くなるような感じがする。
あなたもこういう人たちに心当たりがあるだろう。
彼らは誰が何をしているというような陰口を常にたた き、自分の仕事に対する不平不満を並べ立て、前向きな考え方の模範たるべく最善を尽くしている人たちを馬鹿にする。
奪い屋やどんより屋は人の心をかき乱すことのプロで、人々の注意を目下の仕事からそらせることに長けている。
気を許すと、こちらの心がかき乱されてしまう。
長寿の専門家が最近発信している情報によると、前向きな物の見方を持ち続けることは食事や運動と同じくらい、健康と長生きの重要な要因であるという。
あなたの前向きな物の考え方に水を差してばかりいる人たちと付き合っているわけにはいかないのだ。
どんより屋が100歩先まで近づいてくると、僕はそれを感じ取ることができる。
多分あなたにもできると思う。
部屋の中に50人の人たちがいたとして、その場から酸素を吸い取って他の49人の人たちから生気を奪っているのが誰なのか、あなたにも分かるだろう。
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