『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第16章 夢への3ステップ P380

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『ステップ1:書き出す』

パレートの法則については耳にしたことがあるだろう。80:20の法則と言ったほうが馴染みがあるかもしれない。例えば、売り上げの80パーセントは全販売員の20パーセントの人たちが生み出しているというような現象を示す。

20世紀の初めにこの理論を発表したイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートがたどり着いた公式は、(80:20よりはもう少し複雑なものではあるけれど)社会システムや経済システムに関わらず、富や革新や主導権は自らをエリートと自認する人たちに集中する傾向があることを表すものだった。

簡単に言えば、パレートは成功曲線と失敗曲線を(スライト・エッジ曲線の2つの側面を)表していたということだ。

パレートの法則が当てはまる現象をもう1つ紹介しよう。

それは人間が行なうことのうちの80パーセントは、手持ちの時間の最後の20パーセントの間に試される傾向にあるという現象だ。

人間という生き物は、油断するとそうなってしまう。というのは、具体的な期限を定めなければどれだけ時間が経っても最後の20パーセントには到達しないからだ。そして「いつかそのうち」とつぶやきながら80パーセントの時間の中で生きることになってしまう。

そのいつかという時は永久にやって来ない。

夢を書き出そう。夢は鮮明にかつ具体的にしよう。その実現に向けて具体的なタイムラインを設定しよう。そうすれば、現実に向けた大きな1歩を踏み出すことになる。

#SlightEdge