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第10章 人生の2つの道 P231

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『人が飛ばない理由』

フォーチュン500社をクライアントに持つコンサルタントのジェリー・ウィルソンは、1994年に刊行した画期的な著書『Word-of-Mouth Marketing(仮邦題:口コミマーケティング)』の中で、自らの革命的とも言える「別格のカスタマーサービス」戦略は、市場調査を行ったときに発見した1つの衝撃的な統計を基にしたものだと述べている。

その統計というのは、平均的な消費者は満足できたサービスや製品については3人に話すが、不満に思ったサービスや製品については33人に話すというものだ。

つまり11の否定的な体験に対して、肯定的な体験談はわずか1つだけ。

あるアイディアがうまく行かない根拠が11あるのに対して、うまくいく根拠がたったの1つということになる。

前にも言ったことだが、人生の夢や目標を実現できる人は20人中およそ1人しかいない。

人生、仕事、遊びのいかなる領域でも、成功率は平均にして5パーセントにも満たないのだ。

それは一体どうしてなのだろう?

前に出てきた数字がその答えだ。

5000回の「イエス」に対して4万回の「ノー」を聞かされ、3つの肯定に対して33の否定に囲まれて育てば、95パーセントの人が目的を達成できないのは不思議でも何でもないだろう。

大部分の人が空を飛ばないのも無理はない。


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