第14章 スライト・エッジ同盟を活用しよう P339
『内省の力を利用する』
コーチと一緒にない省を行うことを通して、より高いレベルの生産性を達成しようとする人が増えている。
1世代前は、コーチングといえばスポーツの世界の話と決まっていた。だがその後、自分専用のトレーナーを利用すれば目標とする体調を追求できる可能性がはるかに高くなることに人々は気がついた。
やがて企業の上級管理者たちは生産性向上を専門とするコンサルタントとの面会を利用して、いちかばちかの金融ゲームや組織ゲームに勝つ方法を指導してもらうようになった。
そしてダムは決壊した。
すなわち、人々は突如として、あらゆる物事にコーチを雇えばよいのではないかと気づいたのだ。
かくして自分専用のコーチという分野が、新しい注目の職業として急成長した。
では、コーチは何をするのか。
コーチは何よりも、来る日も来る日も鏡をかざしてあなたがしていることを見せてくれる。
コーチはあなたにスライト・エッジを突きつけてくる。
コーチはあなたが内省の力を利用できるように手助けしてくれる。
どんな方法でもいいから、毎日欠かすことなく内省を行うための方法を何か見つけよう。
何を改善できていないかがはっきりしたとき、そして自分がそれに気づいているときは、翌朝10時までには熱線追尾ミサイル（注釈：戦闘機が発生する熱源を頼りに追いかけるミサイル)のように自己改善を目がけて一目散に突っ走ることになるだろう。
自分を力づけるものを何か読んでいたり聞いていたり、自分に力を与える人と行動を共にしているだろう。
そうせざるを得なくなるだろう。
あなたはやる気に満ちており、何物も、文字通り何物もあなたの向上心を防げることはできなくなるだろう。
