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第13章 メンターから学ぼう P320

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マスターマインドを結成しよう』
何かに卓越し成功するためのハウツーを追い求める中で出会ったすべての本のうち、僕に最も大きな影響を与えた本はナポレオン・ヒルの名著『思考は現実化する』だ。
成功に最も貢献した要因は何かと成功している人たちに尋ねると、この本を挙げる人が実に多い。
『思考は現実化する』の執筆に費やした20年間、ナポレオン・ヒルは世界中で最も裕福で最も成功している500人以上の男女にインタビューを行い、そこから学んだことを入念に分析して「成功の秘訣」を13の項目にまとめた。
彼らに共通する成功の秘訣の中でもっとも興味深いものの1つは、ヒルが「マスターマインド」と命名したものだった。
「2つの心が1つにまとまるとき、見ることも触ることもできないもう1つの心が生まれる。それが第3の心だ」とヒルは記している。
ヒルの説明によれば、志を同じくする成果志向の高い個人が集まると、1人1人の能力の総和よりもはるかに高い能力持つつながりが生まれ、互いの成功に劇的な効果がもたらされるという。
人類の試みの中で両極に位置する2つの事例として、ヒルヘンリー・フォードマハトマ・ガンジーの2人をマスターマインドの原則の達人に挙げている。
ちなみに、ヒルマスターマインドを「しっかりした目標に向かって進む2人以上の人たちが、心を調和させ知識や努力を終結させること」と定義している。
ヒルのいうマスターマインドの原則を活用するのは簡単だ。
自分と同じ志を抱きながらも自分とは違う才能や気質に恵まれている人たちと、各人の目標に役立つことを目的にしたグループを作って、定期的に集まればいいのである。
自分が常に重力に逆らっているということ、自分は常に1人対19人の1人に当たるのだということを思い出そう。
95%の人々はいつでもあなたに皮肉な言葉を投げかけたり、胡散臭そうに見たり、否定的な態度を取るだろう。
たとえそれが彼らの善意から出ているものであっても、あなたを攻撃しがっかりさせることだろう。
交際の法則を活用しよう。
自分自身のマスターマインドを結成しよう。
5%の人たちと人生を共にすることを選んだ人たちのグループを作り、彼らに支えてもらって自分の夢の揚力にしよう。