『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第13章 メンターから学ぼう P309

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「僕を生まれ変わらせた人 」
 
その一方でクライドは僕が働きながら大学に通っていてカツカツの暮らしをしていると知ると、しばらくして「夜間スーパーバイザー」という役職を作って僕にオファーしてくれた。
 
夜間スーパ ーバイザーになった僕は夜間1人で空港に残り、その時間を宿題に充てることができた。
 
他の事務スタッフは5時に仕事が終わるので、僕は4時に出勤して真夜中まで空港にいた。
 
何か特別な仕事 が発生した場合(それも滅多になかった)に備えて待機している以外には、僕のすべき仕事はほとんどなかった 。
 
要するに、宿題を終わらせることに対して給料を払ってもらっているようなものだった。
 
クライドとの関係が徐々に深まっていくうちに、そのつながりで警備部長、整備部長、業務部長とも親しくなっていった。
 
僕は学士号を取った後、大学院に進み空港での仕事も続けた。
 
最終的には、クライドの勧めで空席になっていたエアポート・マネージャーの職に応募した。
 
応募者は他にも山ほどいたが、その職を射止めたのは僕だった。
 
アルバカーキ国際空港で23歳の若造がエアポート ・マネージャーの職に就いたという噂が広がりリ始め、それは巷の評判となった。
 
それから間もなく、テキサス・インスツルメンツ社が僕のもとを訪ねてきた。
 
僕は面接に連れて行かれ、その2日後には社長と会うために送り出された。
 
そして僕は採用され、(営業でのぞっとするような経験を経て)マネジメントの出世コースに乗せられ、28歳になるまでにはインテリジェンス・システム事業部のマネージャーになっていた。
 
そのすべての始まりは、あの1杯のコーヒーだった。
 
母は常々「クライド・シェアさんがあなたの人生にとって1番大切な人だったわね」と言っている。
 
そのとおりだ。
 
シェア氏に目をかけてもらうようになって僕が変わったのを、母は見逃さなかっ た。
 
たった1人の人物が、あなたの人生に驚くべき影響を与えることがある。
 
周りの人たちのあなたを見る目が変わり、自分自身が気づいてさえいない可能性をその人たちが見出してくれるようになる。
 
クライド・シェアは僕を信じてくれた。
 
そして彼の信頼があったからこそ、僕は自分自身をもっと信じられるようになった。
 
彼の信頼が今の僕を作ってくれた。
 
僕はそう思っている。
 
 
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