第10章 人生の2つの道 P235
「責任を負うか負わせるか」
失敗曲線上にいる人々は他人を責めることの達人だ。
彼らはあらゆる人やものを責める。
経済、政府、石油危機、天気、隣人、富俗層、貧困層、若者、高齢者、自分の子供、親、上司、同僚、従業員、そして人生そのものまで、何でもかんでも責めまくる。
下向き曲線の住人たちは、人生の犠牲者であり、「こんなことをされた」と主張する被害者の集団なのである。
僕はこんな人生哲学を公言していた男を知っている。
「人生なんて、生まれてから死ぬまでの間のどこかで起こるたちの悪い冗談みたいなもんさ」。
この男が住んでいたのはどちらの曲線だろうか?
彼はどこへ向かっていたのだろう?
「人生はたちの惑い冗談」という考え方がホテイアオイのような時間の力によって増幅されたとき、どんな結果を生むことになるか、あなたは想像できるだろうか?
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