生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 100
『繁栄、平和、幸運、喜び…。級という天体が望むすべてを叶える無限の力、その源泉は、一人ひとりの心の奥底にこんこんと湧いています。』
マーフィーに出会い、その言葉を心と体に染み渡らせるように自分のものとします。
私は、何ひとつ不自由だと感じたことがないほど、豊かな日々を送るようになっています。
豊かさを経済的に満たされることだとのみ考えるのは大きな間違いです。
「豊かさとは、繁栄、活力、幸福、平和、喜び、そして人生のあらゆる祝福と快適さが波のように次から次へと押し寄せてくることを意味しています」
これが、マーフィーのいう豊かさです。
人間ばかりでなく、地球上に存在するあらゆる生命体が争いや欠乏のない日々を送り、共存し、共に繁栄できる、そんな多様性が実現できること以上に、心を満たし、豊にしてくれることはありません。
「平和は神から人間への贈り物ではなく、人間どうしの贈り物であることを忘れてはいけない」
1986年、ノーベル平和賞を受賞したアメリカの作家・エリ・ウィーゼルの言葉です。
いま、地球はかつてない危機に瀬しています。
経済は混乱し、生物の中には絶滅に追い込まれようとしているこのも少なくありません。
その危機を救う無限の力は、私、そしてあなた、一人ひとりの中にすでにこんこんと湧いています。
その力を最大限働かせ、地球の調和、平和、繁栄、共存共栄…に貢献すること。
どんな小さなことでも、前向きの行動は地球の平和や繁栄につながっています。
一日一日を、その意義を果たすことにつながる、肯定的な心で、しっかりと生きていきましょう。
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生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 99
『人は全人類、それも過去から未来までの全人類の思いの力…、途方もなく大きく深い力を借りることができます。』
「私たちはみな、一人残らず、無限の宇宙の中で同じ環境を共有し、それによって結ばれている」
ロシアの宇宙飛行士セレブロフは、宇宙から地球を見たとき、その感激をこう表現しています。
宇宙飛行士たちは異口同音に、大気圏の外から見た地球が、言葉もないほど美しい星であったと言っています。
その美しい存在感は、地球上に生きる人類の叡智の光芒だということもできるえしょう。
それぞれの人に潜み、無限の力の源泉となっている潜在意識は全人類レベルでつながっており、地球を無限の可能性で満たしています。
はて知れず豊穣な宇宙。
常に創造的で、たえまなく新しい価値あるものを生み続けている地球。
そのエネルギーは双方向性を持っており、地球に満ちている人類の叡智に総和を一人ひとりに分け与えている…。
私たちは、その力、誰かほかの人の思いの力を借りて願いを叶えることもできるのです。
「個人とは、全人類の究極である」
スペインの哲学者ウナムーノの言葉です。
大切な人のために真撃な思いを持つと、その願いは必ず叶えられます。
そして願いを叶えた力は自分にもおよんできて、人間性のレベルが引き上げられていく。
人は他者を思うことにより自己を高めていく…崇高なまでに素晴らしい連環性を持っているのです。
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生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 98
『潜在意識に真実を植え付ける。あとは、天空の運行のように、素晴らしいことが次々起こるのを待ち望みましょう。』
現在、不満を抱えている人も、とくに大きな不満はないけれど、より幸福な日々を送りたいと思っている人も、なすべきことはたった一つです。
精神統一をして、現在、心に映るすべてのを一度、きれいに消し去ってしまいましょう。
まっさらな、生まれたてのような気持ちを取り戻し、その状態まま、すべてを潜在意識に委ねるのです。
意図的な意欲や選択、決意を遠ざけ、幼い日に、きれいなものを見れば手を伸ばし、輝くものを見れば伸びあがった、そんな状態に心をおいてみましょう。
それから、愛や幸福、勇気、慈しみ、美しさ、心地好さ、充実、清らかさ、光輝、静寂、安らぎ、おだやかさ…など、これまでの人生で心の底から幸福だと思った瞬間や、幸福を実感させてくれた思いを静かに思い浮かべ、心に満たしていくのです。
恵みの雨が大地をうるおすように、それらがあなたの心の内奥まで満たしていったとき、潜在意識が花びらのようにゆっくりと大きく開き、その瞬間、潜在意識が放たれ、太陽の光のように、あなたの全存在をまばゆいほどに照らし出していくでしょう。
その状態にすべてをゆだねる…。
それが、あなたの真に貫くべき生き方です。
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生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 96
『自分で創った幸福はけっして裏切ることはありません。』
「私は不幸の星の下に生まれてきた…」と臆面もなく言い放つ人にあったことがあります。
この人はこうした言葉を口にするたびに、お望みどおり、「不幸の星の下」に近づいてきます。
不幸であることの中には、人が考えているよりもずっと大きく、意思の力、思いの力が働いています。
与えられた幸福などというものはけっして存在しません。
同じように、与えられた不幸も存在しません。
「人は意欲すること、そして、想像することによってのみ幸福である」
フランスの哲学者アランはこう言っています。
幸福は想念の中にあるのです。
長い間、幸福とは与えられるものだと考えてきてしまったため、ほとんどの人は、幸福や不幸の本当に原因について深く考える習慣を忘れはててしまいました。
幸福になるには、さまざまな条件があると考える人があまりに多いのはそのためでしょう。
現代社会に生きる以上、社会的ステータス、お金、美貌…など、顕在意識の尺度がとらえる幸福も完全否定はできないでしょう。
しかし、けっしてそれを優先してはいけないのです。
求められるのは調和です。
その調和は言うまでもなく、潜在意識優位の調和でなければなりません。
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生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 95
『人に与えれば与えるほど、数しれないほどの幸福が自分の中から満ちてきます。』
「幸福は香水のごときものである。人にふりかけると、自分にも必ずかかる」
エマーソンのこの言葉にふれるたびに、私はつい、ほおがゆるんでしまいます。
そにくらい、大好きな言葉です。
大事なものはついしまい込みたくなるものですし、価値あるものであれば、誰だって独占めしたいと思うでしょう。
ところが、真実の法則はまったく逆。
大事なものはしまい込むことなく、どんどん人に伝え、価値あるものはどんどん人に与えるとよいのです。
富であれ、繁栄であれ、どんどん人に伝え、価値あるものはどんどん人に与えるとよいのです。
富であれ、繁栄であれ、幸福であれ…。
潜在意識が実現する富や繁栄はまさしく宇宙の真理と同質のものであり、与えれば与えるほど、魂は満足感に包まれます。
そのうえ、与えたものはさらにふくらみ、増幅し、自らにも与えられたものの数倍、数百倍になって返ってきます。
私が、マーフィーについて、こうして本を書くことも、マーフィーとの出会いによってもたらされた幸福の恩返しのつもりです。
あなたも人が持つ素晴らしい生命エネルギーについて、惜しむことなく分け与えてください。
そうすることによって、あなたはどこまでも限りなく満たされていくはずです。
もう一つ、大好きな言葉を紹介しましょう。
「誰もが素晴らしくなれる…誰もが、誰かのためになることができるから。誰かのためになるのに、学位はいらない。誰かのためになるのに、主語と述語をそろえる必要もない。ただ思いやりにあふれた心さえあればよい。愛によって生まれた魂さえあればよい」
ノーベル平和賞に輝きながら、凶弾に倒れたマーティン・ルーサー・キングの言葉です。
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生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 94
『すでにあなたに中に、奇跡の兆しが芽生えています。それに気づき、その目を大きく育めるかどうか。それがあなたの運命を拓く鍵となります。』
奇跡を起こすことなど、特別な人だけに与えられた、大いなる存在からの恵みだ、と考えている人はきっと多いと思います。
かって、私自身もそうでした。
奇跡など、起こせるわけはない。
だから、人一倍、努力しなければならないのだ。
そう、思い込み、時には歯を食いしばるようにして、がんばっていた日々もあったのです。
でも、妻の”生還”を体験してから、考え方は一変しました。
奇跡は誰にでも起こせる。
いや、人生は奇跡に満ちている。
たとえば、今日、こうして生きていることさえお奇跡ではないだろうか。
そう、考えるようになったのです。
「人生には二通りの生き方しかない。ひとつは、奇跡など何も起こらないと思って生きること。もうひとつは、あらゆるものが奇跡だと思って生きること」
二十世紀の大天才アルベルト・アインシュタインの言葉です。
奇跡を信じるようになると、日々が奇跡に満ちていることを実感するようになります。
そうした日々を重ねていると、死の宣告から生還するというような、誰の目にも奇跡だとしか思えないような「奇跡」を超す力も育くまれるのです。
人生は、自分の中にある力によって拓いていくものです。
奇跡を起こす力の根源はすでにあなたの中にある宿っているのです。
それに気づき、それを引き出し、育んでいく。
人生を拓き、発展させる力は、言葉を変えれば、運命を大きく好転させる鍵は、すでにあなたの手中にあるはずです。
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生き方上手
ジョセフ・マーフィー「心の法則」
第7章 最高の人生を実現する
マーフィーの言葉 93
『願望がもたらす素晴らしい未来を信じましょう。』
満足することと、「もう、これでいい」と思いことは本質的に異なります。
本当の満足感は同時に、さらに高いところを目指す向上心を引き出すのです。
現状に何一つ不満はないのだと言って、さらなる向上を目指す気持ちを持てない、あるいは持とうとしないならば、怠惰であるか、停滞が始まっているかのどちらか。
いずれにしても、それを良い兆しと認めることはできません。
「仕事の幅を広げるこうした冒険はまた心の幅を広げ、自己認識に風景を添えるものだと私は言いたい」
フランスの哲学者アランの言葉です。
遺伝子はさまざまな情報がスパイラル状にからみあい、構成されていることが知られています。
スパイラルは、生命エネルギーの働き方を象徴する形態なのです。
潜在意識も活力を得て、伸びやかにその力を発揮するようになると、スパイラル状に未来を広げていくようになります。
新たな出会いが仕事の幅を広げ、その結果、さらに新し視野が開け、過ぎの展望につながっていく…。
潜在意識の力は無限なのです。
願望も無限に拡大していってよいのです。
向上心を絶やさないかぎり、未来は常に進行形で語られるものになります。
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