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第16章 夢への3ステップ P385

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『ステップ3:何らかの計画と共にスタートを切る』
スタートをする時点では計画が立っていなければならないが,その計画が自分をゴールへと導いてくれることはないだろう。
全く意味が分からないように聞こえるだろうか?
自分をゴールへと導く計画になっていないなら、わざわざ計画を立てる意味がないじゃないかって?重要なのは何だろう?
それはスタートを切るための計画が必要だということだ。初めに1セントがなければそれを2倍にすることはできないのと同じことである。
赤ん坊のときに踏み出した小さな1歩も、はじめて眉間に寄せたしわも、始めて口をすぼめてみせたのも、頑張って初めて分を読んだのもみんな同じことだ。
だが、最初の1セントで帝国が買えただろうか?
もちろん買えない。
その最初の1歩でボストンマラソンに勝てただろうか?
初めて読んだ一文で文学修士の学位が取れただろうか?
いや、そんなことができたはずがない。
だが、最初のその1セントがなければ、最初の危なげな1歩がなければ、つかえながら読んだ最初の1文がなければ、あなたの夢が実現することは(実現したいとどれほどあなたが望もうが)決してなかったことだろう。
計画の力は、あなたをゴールに到達させることにあるのではなく、あなたにスタートを切らせることにある。
完璧な計画が必要だと考えるという過ちを人は犯す。
完璧な計画など存在しない。定義上、そんなものは存在するはずがない。なぜなら計画は到達点ではなく、出発点でしかないからだ。これこそが計画に必要になる理由なのだ。
出発点がなければ出発するということがなくなるだろう。明日もまた、あなたは他のカエルたちと一緒にじっとスイレンの葉の上に座っていることだろう。
実を言えば、計画を立てるのにあまりに多くのエネルギーをつぎ込んで完璧なものにしようとあちらこちらいじり回していると、あなたの全人生や自発性、直観力、そして計画を立てる楽しさが押しつぶされてしまうのだ。
まずは行動しよう。力は後からついてくる。すべてを計画しようなどとはしないことだ。