第16章 夢への3ステップ P395
『ブレイクスルーの分析:ドイツでの販売網をいかにして構築したか』
『自分が何かを決意するまでは、ためらいもあるし引き返す可能性もあるので、効率よく物事が進まないのが常だ。自発的な(そして独創性のある)あらゆる行動に関する1つの基本的な真実がある。これを知らなければ無数のアイディアも素晴らしい計画も実現することはない。
それは、自ら意を決して取り組むということだ。その瞬間に神意が働き始める。あらゆる物事が動いて、起こるはずのなかったことが起こるようになる。
「自分にできること、あるいはできると夢見ていることがあるのなら、今すぐに始めなさい。向こう見ずは才能であり、力であり、魔法なのだから」』
決意から物事の流れが生まれ、予想しなかった出来事や出会い、物質的な援助に恵まれる。自分にそんなことが起こるとは、誰一人夢にも思わないだろう。僕たちがドイツで販売網を築き上げた方法が見事に表現されていて、僕は感心した。
レース全体を計画しようとしないこと。スタートを切る時点でどこに足を踏み出せばよいのかさえ分かっていれば、それでいい。まずはスタートを切ろう。
習得の道に向かって向こう見ずな1歩を踏み出そう。その結果、とんでもなく複雑なことになるような気がするかもしれないが、そんなことはない。絶対にそんなことにはならない。
あなたをゴールへと導くのはいつでも、ちょっとした小さなことなのだ。
自分がするあらゆることは、下した決断のすべては、自分の夢を築いているか他の人の夢を築いているのかどちらかだ。
あなたがする1つ1つのことが、その他大勢とは違うところへとあなたを導くが、その他大勢と同じところへと導くかを分けるのだ。
あなたがするあらゆることは、スライト・エッジ的な決断なのである。