『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第14章 スライト・エッジ同盟を活用しよう P330

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『競争に勝つのは、着実に進むものなのだ。』
進んでいる方向にプラスの変化を起こすのは、動いているときのほうがはるかに簡単だ。
車の運転のようなもので、止まっている車のタイヤの向きを変えるのは一苦労だけれど、動いてさえいれば時速20キロか30キロの速度でも、タイヤの向きを変えるのは朝飯前なのである。
すでに流れに乗っているから、簡単にできてしまうのだ。
スライト・エッジは流れだ。そして自らのペースで、自らにとって最適な速度で、目標に向かって自動的に進んでいく。
スライト・エッジを理解するということの中には、流れに乗って進むということを学ぶことも含まれる。
好きな速度で突っ走ることもできるだろうが、それはスライト・エッジを無視することになる。
あなたの同意があろうとなかろうと、スライト・エッジが動いていることにあなたが気づいていようがいまいが、スライト・エッジは常に自らにとって最適な速度で動いている。
体操競技の世界大会優勝者、ダン・ミルマンの名著『癒しの旅:ピースフル・ウォリアー』(徳間書店)では、このことがうまく表現されている。
(ちなみにこの本は、僕のお気に入りの1冊だ)
流れに乗れ。その流れと共に流れていけばいいのだ。
スライト・エッジの流れを最大限に活用するためには、自分の成長や発達の速度をスライト・エッジの自然な進行と調和させたほうがいい。
スライト・エッジの戦略を着実に活用し続ければ、自然とそうなっていく。動いているものは動き続け、止まっているものはいつまでも止まっているのである。いわゆる推進力というやつだ。
活動す続けるということは簡単だ。しないことも同じくらい簡単だ。たとえ止まっていても、その日に命がなくなるわけではない。だが、その単純な判断ミスが積もり積もれば、自分の追い求める目標に到達することは不可能になるだろう。
メアリー・ケイ・アッシュはそのことをシンプルにこう表現している。
「何か取り組むべきものを常に自分に与えましょう」と。