『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第5章 急がば回れ P124

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『忍耐力を養う』
エックハルト・トールが1997年に出した悟りについての地味な小さな本『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』(徳間書店)が33か国で500万部以上売れて市場を席巻したのは、その本の中で彼が最も言いたかったことは誰もが耳を傾ける必要があると分かっていることだったからだ。
あなたの人生は今というこの瞬間にしか存在しないというのがそれだ。
しかし本を1冊読んだところで、この真理を本当に自分のものにすることはできない。
過去を悔いることなく未来を恐れることもなく、この瞬間を生きるというプロセスに完全に入り込むことによってしか、それを吸収し自分のものにすることはできない。
本書を読んで気づいてほしいことがある。
それは正しい選択を(あなたの役に立ちあなたに力を与える選択を)今すぐに初めて生涯にわたって続けなければならないし、それを苦もなくできるようにならなければならないということだ。
忍耐力を高め、自分の選んだ道からそれないよう力を与えてくれるもの。
それが哲学だ。
(前にも言ったように、ここでいう哲学とは、物事のありようについて自分はどう考えるかということだ)。
そこには時間の秘密についての理解も含まれる。時間の秘密をを知っていれば、「この道を長く歩み続ければ、求めている結果が得られる」と分かる。
気分や気持ちの問題ではない。
意志力の問題でもない。
知っているかどうか、それだけなのだ。