『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

ポジティブ心理学の科学から出るパワフルな情報を、待ち望んでいる人々に届けるページです。

第4章 ありきたりな事をきちんとやる P90

イメージ 1



『1000万ドルの疑問』

スティーヴ・マーティンの物語で最も素晴らしいのは、彼が技を磨くために複雑な事や難しい事をしたわけではないということだ。

ただひたすら、練習を重ねた。それだけなのである。

あまり面白いことではないだろう。

何百万人もの観衆を前にしてステージに立つというのなら、身がすくむような刺激的な経験かもしれない。

けれどもスティーヴがやったのは、ほとんど人のいないコーヒーショップの前で、誰の注目を浴びることもなく、それまでに30回も試したセリフ回しに2、3か所の微調整を加えてやってみて、それまでよりも受けるかどうかを確かめるというだけのことなのだから、あまりドキドキもワクワクもしなければ刺激的でもないだろう。

実際、技を磨くためにスティーヴがしなければならなかったのは、往々にしてこの平凡極まりない練習だった。

健康、人間関係、仕事の成功、経済的成功など、あらゆる分野の成功にも同じことが言える。

前章で触れた『となりの億万長者-成功を生む7つの法則』を覚えているだろうか?

著者であるスタンリーとダンコが調査した億万長者たちは、ごく普通のちょっとした日常的な事にお金を使うという習慣を身につけていた。

彼らが最後の持ち金をはたいて買った安い株が大当たりして金融界に衝撃を与えたというのなら、話としては面白いだろう。

だが、そういう話ではないのである。前述の本に書かれていた7つの成功の法則の第1番目は、「常に収入以下の暮らしをする」というものだ。

あまり刺激的とは言えないだろう。

そう、平凡そのものなのである。

残りの6つの法則も同じようなもなのだ。本に出てくる。「普通の億万長者たち」が富を築くためにやった事は、どれを取っても複雑な事でも実行困難な事でもない。

彼らのうちの誰1人として、高度な知識や特別なスキルを持ち合わせていた人はいない。

彼らがやったのは、ありきたりな事をきちんとやるということだ。

#SlightEdge #幸せの秘訣 #ありきたりな事をきちんとやる #コミュニティー