『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第1章 海辺の遊び人と億万長者 P18

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「人はこういう人聞になろうと自分で決めたら、必ずそうなるものなのだ」 フルフ・ワルド・工マーソン
秘密を1つ教えよう。実を言うと、今の僕は、その頃の僕と何も変わってはいないのだ。いろいろな経験をしたのに大して変わらなかったという意味じゃない。
人はみな、経験を通じて変わるものだ。
僕が言いたいのは、今の僕もあの頃の僕も、深いところでは全然変わっていないということだ。
雷に打たれたように、一夜にして変貌を遂げたというわけではないのである。
山龍もりをしたわけでも、悟りを聞くような経験をしたわけでもないし、普遍的人類愛に目覚めるような臨死体験をしたわけでもない。
そうは(言 っても相当ひどい失敗は何度かしたし、そのときは本当に死ぬかと思ったけれども)。
変わったのは、自分自身というよりも自分の行動だ。
自分という人間を変えたわけではない。
専門家やセラピストが何と言おうが、本当に自分を変えられる人などいないと僕は思っている。
所詮、自分は自分でしかないのだ。
長じて現状に満足できない海辺の遊び人となった少年は、学校の成積もスポーツも社交性という点でも、ごく平均的な普通の子供だった。
信じられないほど幸運で心の底から幸福な今日の僕にしても、いまだにごく平均的な子供のままであって、それ以上でもそれ以下でもない。
謙虚なふりをして言っているわけじゃない。
正真正銘、本当のことなのだ。
海辺の遊び人だった僕が今のような億万長者へと生まれ変わった理由は、ただ1つ。
途中のどこかの時点で、スライト・エッジ(わずかな違い)というものに触れる幸運に恵まれたからなのだ。
僕が今の自分になれたように、今どんな状況にある人も、なりたい自分になることができる。
本書にはその方法が書いてある。