『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第15章 スライト・エッジ習慣を身につけよう P348

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『行動を変える』
サンフランシスコのゴールデン・ゲート・ブリッジやニューヨークのベラザノ・ナローズ・ブリッジのような橋を吊り上げている太い鋼鉄のケーブルを見たことがあるだろうか。
しなやかではあるけれど非常に太くて強く、こんなものを壊す力がこの世に存在するとは到底考えられないという感じがする。
日々のちょっとした選択の数々から成っている行動というロープは、巨大な橋を支える金属製の太い腱のようなものだ。
そして1つ1つの選択は、一定の長さの鉄線だ。
1本の鉄線には大した強度はない。
だが、何本も編み合せると
(自分が行った他の選択もすべて組み合わせると)
その細長い鉄線が木の幹のようにぴんと張って、大変な強度を持つようになる。
ローマの詩人オヴィディウスが書き残しているように「習慣ほど強いものはない」のである。
正しい選択から作られたケーブルはあなたを持ち上げ、支えてくれる。
間違った選択から作られたケーブルはあなたを牢につないで、動けなくする。
この場合のケーブルというのは、自分の思考習慣と心の姿勢のことである。
スライト・エッジが自分をどこへ連れて行こうとしているのか知りたいだろうか?
自分の主たるる思考習慣はどのようなものか、また自分が習慣的に行っている選択はどういう種類のものかを見れば、それが分かる。
習慣は無意識のレベルで働く。
ということは、通常は自分では気づかないということだ。
習慣がどのように働いているのか(どのように自分に力を与え役立っているのか、あるいはそうではないのか)を観察できるのは、意識して習慣に気づくようにしているときだけなのである。
スライト・エッジ的な思考を発展させることによって
(とりわけ内省の力を利用することによって)
自分の習慣に明るい光を当てることができるようになる。
自分の役に立たない習慣に気づいた場合、それをどのように変えたらよいのだろう?
あるいはどのようにして捨て去ればよいのだろう?
エネルギーを何に集中すべきかを知ればそれでいいのだ。
そして、時間も考臆に入れよう。