『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第4章 ありきたりな事をきちんとやる P97

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『1000万ドルの疑問』
 
結果が出るのはずっと先だ。スライト・エッジというレンズを通して見なければ、その時点では目には見えないのである。
 
1リットルもの食用油や、500グラムものバターを1日に摂取する人はいないだろう。
 
「コ レステロールが239まで下がったから400以上に上げないと。それに、まだ詰まっていない動脈が数本ある。ちゃんと詰まらせておかなくちゃ」なんて言う人は、もちろんいない。
 
それなのに、人はどうして自分の行動を改めようとはしないのだろうか?
 
何を食べるべきなのか。
 
それは誰もが知っている。
 
新鮮な果物や野菜、複合結質、サラダ、全粒穀物、赤身の肉、それに魚や鶏肉をもっと増やして、牛肉は減らす。
 
そんなことはあなたも僕も知っている。
 
誰でも知っている。
 
それなのに、毎日チーズ パーガーや揚げ物を食べに行く人がこんなに多いのはどうしてなのだろう?
 
その理由を教えよう。
 
そういう物を毎日食べていても、今日死んでしまうわけではないからだ。
 
チーズパーガーを食べたら、その直後に危うく命を落としかねない心臓発作に襲われるとしても、またチーズパーガーを食べようとするだろうか?
 
そんなことはしないだろう。
 
動脈を詰まらせてしまう高脂肪の食事を取り続ければ、20年後か30年後には酷使され続けた心臓がぴたりと止まるときがやって来る。
 
それは命を落とすときだ。
 
正しい食事をするのは簡単だ。
 
だがそれをせずに、最終的に自分を死に至らしめる食べ物を食べ続けるのも簡単だ。
 
なぜなら、今日死んでしまうわけではないからだ。
 
ジヤンクフードを1回食べても死にはしない。
 
だが長期間、何千回と食べると死んでしまう。
 
チーズパーガーを食べるという選択は、ちょっとした判断ミスだ。
 
食べないという選択が、ちょっとした前向きな行動である。
 
要するに、チーズパーガーを食べても今日死ぬことはない。
 
最初はどうということはないけれど、積もり積もって、そのときがやって来る。
 
チーズパーガーを食べないという選択をしたところで、今日にでも健康状態や人生が一変するわけではない。
 
ゆっくりと時間をかけて徐々に変わっていくのだが、それは遠い将来のことで目には見えない。
 
 
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