『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第8章 波及効果 P195

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『波及効果』
 
人は誰でも強力な波及効果を生み出す力を持っいます。

どんな波及効果を生み出したいのかが問題なのです。

それを選ぶのは、いつでも自分なのです。
 
ここからは私の母、レニー・オルソンの話をお聞きいただきたいと思います。
 
なぜなら彼女は人間関係に常にスライト・エッジを活用していて、波及効果の実例として私が知る他の誰よりもふさわしい人物だからです。
 
レニーの話
 
私が初めてスライト・エッジを経験したのは、私の母が周囲のみんなと関わり合うのを見ていた子供時代のことです。
 
母は日々、友だちにも見知らぬ人にも同じように変化をもたらしていました。
 
当時はそれが何なのか分から、なかったのですが、スライト・エッジが作用している姿だったのです。
 
私は母の社交的な性格を受け継ぎはしませんでしたが、人々を思いやる心は受け継いだと思いま す。
 
私はそのときたまたま一緒になった人たちに寄り添うことを習慣にしてきました。
 
その人たち とその人たちの世界で起きていることに関心を持ち、質問をし、そしてこれが一番大事なのですが、その人が頑張ったことを褒め、自分が気づいた正しいとと、間違っていることに関してコメントをするのです。
 
見知らぬ人、店員、レストランの接客係、そして日々の活動の中で偶然出会う人々に対してもそうします。
 
スーパー マーケットのレジの列でとなりに・なった人にも親切な言葉をかけ、微笑みかけるのです。
 
すると彼らは心の中にあることを私に打ち明け、私生活についてもすべて話すのです。
 
たとえほんの一瞬でも、私が彼らに関心を持ったというそれだけの理由で。
 
私、がとの人たちに会うことは二度と、ないかもしれないし 、こういったちょっとした出会いが彼らにどんな影響を及ぼすかは知る由もないのが普通です。
 
けれどそれは意味があることなのだと、私は知っています。 
 
実のところ、人がある時点で何を必要としているのかを知ることは決してできません。
 
しかし微笑み、相手を思いやる身ぶり、相手の人生についての誠実な質問、あるいはただ相手の話に耳を傾ける人聞が、その人がその瞬間にまさに必要とするものであるとともとても多いのです。
 
そしてそんなととは、やらずに済ましてしまうこともとても簡単です(自分の思考に没頭してわずかな努力をせず、自分の周囲で起とっていることに積極的に関心を持たないでいることも。けれども、もしもそれをするなら、目の前を通り過ぎていくすべての人々のために前向きな時間を作ってあげるというちょっとした習慣を養うならば)それはやがてこの世界であまりにしばしば出会う後ろ向きな態度と無関心さに変化をもたらすととができると私は信じています。
 
私は同じことを友人や家族にもするように努めていますが、こちらのほうが通りすがりの人に対してするよりもはるかに規模が大きいと思います。
 
アンバーが生まれたとき、私は自分の生涯で最も大切な仕事を始めたのだと感じました。
 
アンバーが生まれた瞬間から、思いつく限りのあらゆる方法でスライト・エッジを実践する努力をし、私の人生で他の誰に対してしたよりも多く、私のいつもの「あなたには何でもできる」というポジティブな態度で彼女に接してきました(アンバーは一人っ子なので、そうしても除け者にされる子は誰もいなかったのです)。
 
子供に対しては、最も抵抗されないやり方をするほうがよっほど楽なととが多いと思います。
 
たとえば、健康に良いものを作って食べさせるよりも、彼らが大好きなフアストアードを食べさせたり、読み聞かせをするよりもテレビを見させたり、彼らと触れ合うよりもビデオゲームをさせたり。
 
けれども少し余計に努力することには、それだけの価値があります。
 
私は日々、アンバーと一緒にスライト・エッジ的決定ができるように自分にできるあらゆる方法で努力しましたが、その努力は大いに報われました。
 
アンバーは全力を傾ければ何でもできるということを知っている女性に育ってくれました。
 
私にはもうアンバーのためにスライト・エッジ的決断をしてやることはできませんが、それは何の問題もありません。
 
なぜなら彼女は今や、自分で自分のスライト・エッジ的決
断をしているのですから。
 
アンバーはきっと自分の子供たちにもそれを伝えていってくれると私は確信しています。
 
 
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