生きかた上手
孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
第一講:「計篇」
最後に勝つ人は「この戦い方」を知っている
4 絶対に負けたくない「ライバル」をつくれ
ライバルを設定し、次に自分の能力・実力と徹底的に比較してみる。
その作業が、孫子の言う「七計」に相当します。
第五のポイントは「強さ」。
勝負強さはどちらが上か、という比較です。
野球にたとえるなら、九回裏ツーアウト満塁、ホームランが出れば逆転勝利が転がり込むというような場面で、本当に逆転満塁ホームランを打ってしまう。
そんな勝負強さを持っているかどうかです。
誤解してはならないのは、勝負強さは決して「運」ではないということです。
一言で言えば、、気持ちの強さ。
日ごろから勝負におけるあらゆる場面を想定し、常に柔軟に冷静に対応できるよう精神を鍛え上げているからこそ、ここぞのときに力を発揮できるのです。
逆に言えば、精神がたくましく鍛えられていなければ、ちょっと想定外のことがあっただけで、本来の実力の半分も出せやしません。