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生き方上手


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孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール
 
第四講:「形篇」
 
思い通りにならない状況をいかに突破するか
 
27 「できて当たり前」がプロの仕事
 
古の所謂善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり。

「いや、がんばりましたね」などと周囲から褒められるようでは大した人物ではない。どんな難しいことも、当たり前のようにやってのけるのが達人なのである。

メジャーで活躍するイチローは、どんなヒット性の当たりも凡フライにしてしまうところがあります。

バッターの打つ球がどこへ飛んでくるかを正確に予測し、楽にとれるところに守備位置をずらしているんです。

だから、拍手もない。

そんなときのイチローは内心大喜びでしょう。

プロなら取れて当たり前、というところに勝負の醍醐味を感じるからです。

逆に、読み違いがあると、ダイビングキャッチなどをしなければならなくなります。

それを捕れたらファインプレー。

観客は大喜びしますが、イチローは恥ずかしくてしょうがないそうです。

「すんでのところで捕れた」という状況をつくってしまった自分が許せないのでしょう。

つまり、どんなに難しいことでも楽々こなしているように見えるのが達人。

周囲に「よくがんばったね」と褒められるようではまだまだ青い。

褒められたら恥と思うくらいでないと、とても人生の勝利者にはなれません。

その意味では、自分から周囲に「大変だったんだよ」「すごくがんばったんだよ」などと吹聴するなんて、もってのほか。

自らの未熟さを喧伝しているようなものです。

孫子はこのくだりで、「髪の毛を一本持ちあげたからといって力持ちとは言わないでしょう?」「太陽や月が見えるからといって目がきくとは言わないでしょう?」「雷の音が聞こえたからといって耳がいいとは言わないでしょう?」といったおもしろい表現を用いています。

誰もが当たり前にできることと、戦争に勝つことを同列に捉えて、戦上手はかくありなんと説いているのです。

みなさんも、もし人から褒められたら、「自分はまだまだだな。恥ずかしいな」と思ってください。

さらなる成長はそこから始まるのです。
 
 
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