生き方上手

ジョセフ・マーフィー「心の法則」
　
第4章　ほしいだけの富と繁栄を手にする
　
マーフィーの言葉　68
　
『自然はどんな小さなものも、それがあるべき、完璧な姿を整えています。自然を見つめ、豊かであることの本質を心に蓄えましょう。』

豊かな実りは豊かな土壌でなければ実現しません。

やせた大地に種が落ちても成長は遅く、小さく貧弱な花が咲くだけ。

実りはさらに期待できません。

富も同じです。

富裕感に満ちた豊かな心でなければ、富も繁栄も大きく成長することはありません。

心に豊かさをいっぱいに感じながら日々を過ごすようにしなければ、豊にはなれないのです。

こう言うと、いまの収入ではとうてい富裕感にはほど遠い、と早くもあきらめようとする人がありますが、そうではありません。

頭を切り換え、豊かさの本質を根本的に誤解していることに気づいてください。

お金を湯水のように使う？

ほしいものは片っ端から手に入れる？

そうした人の多くに、救いようのない寂しさや焦燥感が巣くっていることは、想像以上に多いものです。

心を豊かにするための、いちばん身近で、誰にでもできる方法は、自然に親しむことです。

「ソロモン王の栄華の極みのときにも、野のユリの一つにも及ばない」。

新約聖書にこうあるように、自然は常に完璧なまでに豊かです。

豊かな自然に心遊ばせたり、清々しい風を全身で感じる…。

音楽、絵画など、人の豊かな感性が生み出した芸術に触れることも心を豊かさで満たします。

最高の豊かさとは、自然や小さな生き物、人のさりげないやさしさなど、本当にささやかなものに心の底から満足感を覚える心を持っていることです。
　
　
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