『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

ポジティブ心理学の科学から出るパワフルな情報を、待ち望んでいる人々に届けるページです。

第3章 選択 P70

イメージ 1

『待つことの代償』

待つことの代償を実感してもらうために、ここで例を1つ紹介しよう。あなたと親友は2人とも23歳まで大学を卒業したとする。

本種を読んだ2人は、67歳になったときには銀行に100万ドル以上の貯金がある状態で退職できるよう、貯蓄を始めたいという気持ちになる。親友はすぐに行動を起こし、毎月給料から250ドルが個人退職金口座(IRA)に自動的に振り込まれるよう手続きをした。

ところがあなたはまだ時間はたっぷりあると考えて、、それを先延ばしにしてしまう。今年も、来年も、その次の年も行動を起こそうとはしない。それどころか39歳になるまで、ずるずると先延ばしし続ける。そして40歳が目の前に迫って、そろそろ取りかからないといけないと重い腰を上げる。

このとき、IRAの貯蓄はどうなっているかと親友に尋ねたあなたは仰天することになる。

なんと親友はすでに100万ドルた貯まったというではないか!

8%の利子で18年間毎月250ドルを投資し続けた結果、もう貯蓄はすべて完了だというのである。この時点で貯蓄は中止して利子だけを口座に積み上げていったとしても、親友が23歳で転がし始めた250ドルという小さな雪玉は、彼女が67歳になる頃までには100万ドル以上になっているはずだ。

たとえこれ以上1セントも入金しなかったとしても。

もう分かっただろう。行動を起こすとしよう。あなたはただちに毎月250ドルずつ貯金し始める。親友に追い付くには何年かかるのだろう?残念ながら、決して追いつくことはないというのが答えだ。

若いうちに始めたおかげで親友は18年間投資をすることができ、その後は新たな投資をしなくても、IRAの推進力でじっくり時間をかけて65歳になる頃には100万ドルに達しているだろう。

しかしあなたが始めたのはずっと後になってからなので、そうはいかない。2人が65歳になるまでに、あなたは27年以上8万100ドルを投資することになり(それに対して親友は18年間で5万4000ドル)、その時点でまだ月々250ドルを払い続けていても、親友が貯め込んだ100万ドルの4分の1しか貯められずに終わることになる。

「それなら23歳ではなく、43歳の私はどうすればいいのだろう?63歳の私は?私はチャンスを逃してしまったということなのか?もう遅すぎるということなのか?」

いや、全然そんなことはない。スライト・エッジの戦術を使って夢を叶えようとするのに、遅すぎることなど決してない。

その夢がお金に関することであっても、それ以外のことであっても。

僕が言いたいのは、

待つことには代償が伴うということ。それだけだ。始めるのに遅すぎることは決してない。待っている時間など決してない。

#SlightEdge #幸せの秘訣 #ありきたりな事をきちんとやる