『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第5章 急がば回れ P121

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『忍耐力を養う』
スライト ・エッジを理解していない人にとって、忍耐力を身につけるのは困難な課題である。成功に至る道は往々にして、最初は辛くて恐ろしくさえあるほどだ。
その道をたった1人で歩んでいるときは特にそうだ。
目標を達成できるのは20人に1人しかいないのだから、あなたがその道をたった1人で歩む人間になる可能性はかなり高い
(少なくともしばらくの間は)。
往々にして成功への道は不自由なものなので、辿るのも辿らないのも簡単というわけにはいかなくて、辿らないほうが実のところ楽なのだ。
たいていの人にとって、ベッドから出ないほうが楽だ。
成功に至る道を歩みだし、そして進み続けるには信念が必要になる。
とりわけ最初のうちは。
それがあなたを開拓者にするのである。
開拓者というものは、何が待ち受けているか分からなくてもとにかく出発する。
どこへでも行く。
従って開拓者になるには勇気が必要だ。
勇気とは、目的を持ち、強い心を持つことだ。ひとたびスライト・エッジに気づきその活用法を理解すると、目的も目的を手放さない心の強さも自然に手に入る。
重要なのは道を歩みだすこと、そして過去に何があろうが、心に決めさえすればいつだって新たなスタートを切りなおすことができることを忘れずにいることだ。白紙に戻してやり直すことができるのである。
いったいどれくらいの時間がかかるのだろう?
実際に結巣を見たり、感じたりするまでに(そして香りを嘆いたり触れたり、使って楽しんで味わうことができるようになるまでに)どれくらいの時聞がかかるのだろう?
探し求めている成功を手にするまでにどれくらいの時間がかかるのだろう?
むろん僕にもあなたにも、正確にこれだけかかると予測することは不可能だ。だが僕の経験では、人生のほとんどのことは3年から5年以内でしっかりと軌道に釆せることができる。
3年前に自分がしていたことを考えてみよう。
昨日のことのように思えるだろう。
そして今から3年後、今あなたがしていることはやはり昨日のことのように思えるだろう。
しかし、その短い時間であなたの人生は変わり得るのだ。
どれだけ時聞がかかるのか?
おそらくあなたが望むよりも長くかかることだろう。けれどもそのときが訪れると、あまりに早く感じられて驚くことになるだろう。
ホテイアオイにとって忍耐は問題ではない。
ただ自分のするべきことをし、淡々と何も言わずにやがて池を覆い尽くす。
あなたにもそれと同じことができる。
『静かに増え続け、両手を組み合わせて、私は待つ
風も潮も海も気にはならない
私はもう時間や運命にわめき散らしたりしない
なぜなら、見よ!私の運命の時がやって来るのだから』
ジョン・パローズ『待つこと』
ホテイアオイが池を覆い尽くしたように、あなたにもあなた自身の運命の時がやって来ることをスライト・エッジは保証する。
あなた自身の運命の時はどのようにやって来るのか
(良い形なのか悪い形なのか、成功か失敗か、勝利か敗北か)
それは刻々と変化するあなた次第だ。
あなたは「風も潮も海も気にする」必要はないけれど、時間をかけて積み重ねる小さな行動は気にしなければならない。
なぜなら、やがてはそれが成功と失敗を分けることになるからだ。
問題は、ほとんどの人は片足でしっかりと過去を踏みつけながら、もう片方の足を恐る恐る未来に突っこんでいて、決して今という瞬間に足を据えようとしないということだ。
僕たちはあらゆることに関して(子供たち、健康、家庭、仕事について)
過ぎたことを後悔して後知恵でああだこうだと言い、これから先のことを心配し不安を抱き恐れるのだ。