第6章 飛躍的進歩という言葉にだまされてはいけない P137
「銀行の頭取が決して宝くじに当たることがない理由」
スライト・エッジがこれほど無視され、見過ごされ、過小評価されている理由の1つは、僕たちの文化が「大躍進」という概念を崇拝しがちだということだ。
僕たちは劇的な大発見を褒めたたえ、ヒーローを新たな地平へと押し上げる大きなブレークス ルーを称賛する。
つまり、宝くじを買うのである。
ブレークスルーや幸運というものは確かに起こる。
だが、何もないところに起こったりはしない。
それは作物のように育てるものなのだ。
種をまき、育て、そして最後に収穫する。
問題は、前章でも述べたように、僕たちの文化では、真ん中のステップはすっ飛ばして、種まきから収穫へひとっ飛びに行けると考えるよう馴らされてしまっているということだ。
それを表す言葉まである。
それは飛躍的進歩という言葉だ。
だが、そんなことができると思うのは完全な間違いである 。
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