第16章 夢への3ステップ P396
「ブレイクスルーの分析:ドイツでの販売網をいかにして構築したか」
私はゲーテの詩の二行連句の1つを大いに尊重するようになった。
「自分にできること、あるいはできると夢見ていることがあるのなら、今すぐに始めなさい。向こう見ずは天才であり、力であり、魔法なのだからl」
決意から物事の流れが生まれ、予測しなかった出来事や出会い、物質的な援助に恵まれる。
自分にそんなことが起こるとは、誰一人夢にも思わないだろう。
僕たちがドイツで販売網を築き上げた方法が見事に表現されていて、僕は感心した。
レース全体を計画しようとしないこと。
スタートを切る時点でどこに足を踏み出せばよいかさえ分かっていれば、それでいい。
まずはスタートを切ろう。
習得の道に向かって向こう見ずな1歩を踏み出そう。
その結果、とんでもなく複雑なことになるような気がするかもしれないが、そんなことはない。
絶対にそんなことにはならない。
あなたをゴールへと導くのはいつでも、ちょっとした小さなことなのだ。
自分がするあらゆることは、下した決断のすべては、自分の夢を築いているか他の人の夢を築いているかのどちらかだ。
あなたがする1つ1つのことが、その他大勢とは違うところへとあなたを導くか、その他大勢と同じところへと導くかを分けるのだ。
あなたがするあらゆることは、スライト・エッジ的な決断なのである。
僕たちがドイツで会社を始めるときに使った戦略は、馬鹿馬鹿しいほどシンプルなものだった。
違いが生まれたのは、僕たちが毎日実践を積み重ねたからだ。
僕たちはたった1日でドイツでの成功を収めただろうか?
それとも1週間だろうか?
1カ月後だろうか?
もちろんそうではない。
僕たちが手にしていたのは、ほんの2、3人の名前だけだった。
それが最初の1セントだったのだ。
そしてそれから5カ月足らずが過ぎたある日、その2、3人の名前は金融帝国となってヨー ロッパ全体を覆い尽くした。
まさしくホテイアオイのように 。
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