第15章 スライト・エッジ習慣を身につけよう P367
「行動を変える」
「習慣その7:スライト・エッジを誠実に実践する」
誰もが知っていることだが、ビジネスを立ち上げるときは失敗する確率が高い。
その大きな原因は資金が十分ではないことにあると世間では言われている。
確かに、資金というのは重要だ。
だが、目には見えず認識されることもない別の原因があることも多く、それは資金不足と同じくらい失敗の大きな原因となっている。
その原因というのはスライト・エッジ・インテグリティの不足で ある。
インテグリティには「誠実さ」 「正直さ」「言行の一致」を含む多くの定義がある。
その中でも誰も見ていないときでも実践するというのが、スライト・エッジに最も関連のある定義だ。
長くてきつい1日が終わり寝る時間になると、あなたは疲れ果てている。
ベッドに向かうとベッドサイドには1冊の本が置いてあり、その本があなたを見つめている。
あなたは1日10ページずつ読むと自分に誓ったばかりだ。
だが、へとへとに疲れてい る。
ちゃんと目を聞けていられるかどう かすらあやしいものだ。
どうしたものだろう?
あなたは自分に向かってこうつぶやく。
「今夜だけ10ページ読むのをさぼったところでどうってことはないんじゃないか?」。
あなたの言い分は、 全くもって正しい。
読んでも読まなくても、大きな違いはないだろう。
大したことじゃない。
だが、その瞬間にあなたは自分の正体を見ることになる 。
自分以外に見ている人は誰もおらず、これからも誰にも知られる心配がないうえ、その選択がごく些細な取るに足らないものであるというようなとき、そういうときに自分が下す決断で、自分にスライト・エッジ・インテグリティが有るのか無いのかが分かるのだ。
#SlightEdge #幸せの秘訣 #ありきたりな事をきちんとやる #コミュニティー #スライトエッジ