第15章 スライト・エッジ習慣を身につけよう P368
「行動を変える」
「習慣その7:スライト・エッジを誠実に実践する」
スライト・エッジ・インテグリティは、起業家として成功するための大切な秘訣の1つだ。
自分の会社を持てば、あなたに仕事をしろと言う人も営業の電話をしろと耳元で怒鳴る人もいなくなる。
あなたがベンダーをきちんと把握しているか、帳簿が最新の状態になっているかをチェックする人もいない。
すべてがあなたにかかっている。
もう上司はいないのだ。
実のところ、最後の一文は正しくはない。
あなたにはちゃんと上司がいる。
その上司とはあなた自身だ。
自分の上司としての役目を果たしつつ、来る日も来る日も一貫してうまく仕事をしていくには、並々ならぬレベルのスライト・エッジ・インテグリティが必要になる。
正直に言うと、多くの起業家はスライト・エッジ・インテグリティを実践していない。
自分自身の上司になるという自由に毒されて、成功者になるために必要な枠組みを維持できなくなっている起業家が多い。
日々の小さな物事に対するスライト・エッジ・インテグリティがなければ、起こしてまもない会社というのは頭を水面より上に長くは出していられなくなる。
自分は起業家ではないし自分の会社も持っていないから、僕が今述べたことは自分には当てはまらないと思っているあなた。
驚かせることになって恐縮だが、あなたにお伝えしなければならないことがある。
それはあなたは起業家だし、自分の会社も持っているということだ。
実は、生きるということは起業家であるということなのだ。
巨大企業で働く何万人もの従業員の1人であるかどうか、1人でアイスクリーム・スタンドを切り盛りする個人事業主であるかどうか、家事を引き受けている専業主婦や専業主夫であるかどうかに関わらず、あなたは絶え聞なく進んでいく自分の人生の責任を1人で負っているのだ。
あなたの人生は未知の領域へと向かうアポロロケットであり、操縦士はあなたしかいないのだ。
あなたは小説家で、あなたが創作している物語は豊かな構想とイメージをふくらませる独特で生き生きとした登場人物に彩られている。
その物語があなたの人生だ。
あなたは長年にわたって上映される叙事詩的映画の脚本家であり、監督であり、プロデューサーだ。
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