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生き方上手


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孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール

第十一講:「九地篇」

勝利をより確実にするための「心の整理術」

68 冷徹に、でも感情豊かに

令、発するの日、士卒の坐する者は涕襟を霑し、偃伏する者は涕頤に交わる。

窮地に立つと、人は命がけになる。しかし死を覚悟した彼らは、人知れず涙しているのである。

孫子の兵法にあって、ここは文学的表現に浸っていただきたいところです。

非常なまでの戦略論を展開する一方で、孫子はとても感情豊かな人物でもあったのです。

このくだりでは、「兵士たちを逃げ場のないところに追い込めば、指示をせずとも一致団結して命がけで戦いに挑む」としていますが、続いてその命がけの戦いに出る前の晩の兵士たちの心情を思いやっています。

「彼らだって、財産は欲しいし、命は惜しい。誰が好んで命を賭して戦うものか。出陣の命令がくだったときは、涙が頬を伝わり、襟を濡らしたことだろう」

原文には詩のような味わいがあります。

ただ厳しく、冷徹なだけではなく、尋常視あふれる豊かな感性の持ち主でもある人物が一流なんだ。孫子はそう言いたいのではないでしょうか。

ここまで、味方によっては「手段を選ばず」的な戦法をずいぶん学んできましたが、そういう戦法も人間的な感情があればこそ実効性が高いものになるのです。

みなさんの周りにも、そういう上司やリーダー、師がいますよね?

常に温かな愛情で包み込んでくれると実感しているから、どんなに厳しくされても信じてついていく気持ちにさせられる。

みなさんもそういう人物を目指していただきたいところです。
 
 
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