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生き方上手


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孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対ルール

第十一講:「九地篇」

勝利をより確実にするための「心の整理術」

69 行動は常に「しなやかに、したたかに」

善く兵を用うる者は、譬えば率然の如し。

攻撃に対しては、しなやかに受け流しながら、即座に反撃に出ることだ。それが「したたかに生きる」ということである。

軍隊を巧みに使いこなす将軍を、孫氏は「率然」という蛇にたとえています。

中国の五名山の一つである恒山に棲む蛇のことです。

この蛇は、攻めようのない動きをするんです。

頭を打つと、尾でピシーンとはたかれる。

尾を打つと、頭が襲いかかってくる。

ならばと胴を打つと、今度は頭と尾の両方で反撃してくる。

どこからどう攻めても、しなやかにかわし、同時にファイティングポーズをとるや、反撃してくるわけです。

孫子は、将軍たるものはこうでなければいけないとしています。

これを人間関係に置き換えて考えると、第一に重要なのは、周りから何を言われようと、とりあえずは「柳に風」と受け流すことでしょう。

正面から受け止めて、抵抗したり、反発したりせずに、しなやかに身をかわす。

そのほうが互いに感情的になって、関係を悪化させずにすみます。

そして次に重要なのが、相手の不意をついて、まったく別の方向から自分の意見や提案をぶつけることです。

前に受け入れられたこともあるし、相手にもこちらの話を聞く耳ができているはずです。

その分、話を通しやすくなります。

ボクシングで言えば、カウンターパンチのようなものですね。

このくだりで孫氏は、続けて「軍隊を率然のようにするには、みんなが助け合わざるをえない危機的な状況におけばよい」と言っています。

「もともと仇同士だった呉と越だって、同じ船に乗り合わせたときに暴風に見舞われれば、力を合わせて危機を回避しようとするではないか。同じ軍隊ならば、もっと簡単だよ」と。

これは「呉越同舟」という言葉の出典になっているところ。

人生においても、自分の持てる力を総動員して縦横無尽に駆使すれば、率然のようなしなやかでしたたかな行動がとれる、ということです。
 
 
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