『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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第8章 波及効果 P194

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『波及効果』
自分の人生の中であなたが前向きに変化すると、それは小石を池に投げ込んだときに起こるさざ波のように周囲全体に広がっていきます。
そのさざ波のすべてが身に見えるわけではないでしょう。
むしろほとんどは目に見えないかもしれません。
けれども目に見えないからと言って、存在しないわけではありません。それは確かに存在し、大きな影響力を持つこともあるのです。
あなたが誰か1人の人に手を差し伸べ、交流して言葉を交わすことによってその人にポジティブな影響を与えれば、その人の内部に小さな変化が生まれます。
するとその人が他の誰かに手を差し伸べ、その人にポジティブな影響を与える可能性が大きくなります。
簡単に言うと、1人が別の人に影響を与え、その人がまた別の人に影響を与え、そしてその人がまた別の人に影響を与えるというわけです。
こうしたちょっとした前向きな行動や幸せ習慣、日々の自己管理に気を配ることで、あなたは自分自身に影響を与えるだけでなく、周りのすべての人たちにも大きな影響を与えることができるようになります。
より良い親戚、より良い友人、より良い仕事仲間になることができるのです。そして、より良い父親、母親、息子、娘、兄、妹、叔母、叔父に。
コミュニティの一員としてより前向きな貢献をするようになり、オピニオンリーダーとしての影響力が増し、それによってあなたの周りの世界と社会全体に対するポジティブな影響がますます広がっていきます。
人は誰でも、気づいているいないにかかわらず、何らかの波及効果をすでに及ぼしています。
けれども気分が激しく浮き沈みし、行動に一貫性がなく、あるときは人々に微笑みかけるのに別のときは「今日は落ち込んでいる」からといって無表情なまま通り過ぎてしまうようであれば、ポジティブな影響とネガティブな影響は打ち消し合って全体としての影響力は微々たるものになってしまうでしょう。
さらに悪いことに、より一貫してネガティブなほうに傾いてばかりいたなら
いつも不平を言い、解決策よりも問題にばかり目を向け、評論家や皮肉屋の役割を演じていたなら
私たちはネガティブそのものの波及効果を及ぼして世界を駄目にしてしまうことになるでしょう。
人は誰でも強力な波及効果を生みだす力を持っています。
どんな波及効果を生み出したいのかが問題なのです。
それを選ぶのは、いつでも自分なのです。