第7章 幸せの秘訣 P171
『幸せ習慣』
人生がうまくいくようにするために必要でありながら、人々に欠けているものはスライト・エッジだけれど、そのスライト・エッジがうまく働くようにするために多くの人が必要としていながら、欠けている要素があることに僕は気づ
た。
その要素というのは幸せだ。
幸せ。それはスライト・エッジを実践するための理想の相棒なのである。
では、自分をより幸せにしてくれる日々の行動とは、正確にはどういうものなのだろう?
ポジティブ心理学に関するすべての研究や文献は、シンプルで簡単なちょっとしたエクササイズを通して脳をプログラムし直すことができるのだと教えてくれている。
それは並々ならぬ多大な努力とか困難な自己改革ではなく、何らかのブレークスルーでもなく、劇的なことでも英雄的なことでも人間離れしたことでもない。
簡単にできるちょっとした、ごくありきたりな、反復的な課題を来る日も来る日も繰り返すということ。それだけなのだ。
長期に渡り、一貫して、粘り強くそれを行えば、自分が求めている結果がもたらされるのである。
言い換えれば、より幸せになれるということだ。
スライト・エッジによく似ているではないか。
実際、それはスライト・エッジなのである。
人生をより幸せなものにするという特定の目的に活用したスライト・エッジにほかならない。
僕はこれを幸せ習慣と呼んでいる。
だが、ちょっと待ってほしい。
実は、それだけに留まらないのだ。
幸せ習慣は、あなたをより幸 せにするだけではない。
幸せ習慣は、スライト・エッジの哲学からスライト・エッジの行動へとシ ナプス的跳躍をするために必要な心の姿勢そのものを作り出してもくれるのである。
つまり、あなたの行動が、あなたの人生のあらゆる側面において、あなたのために働くようになるということだ。
スライト・エッジの哲学と幸せ習慣を結びつけるようになると、やがて他のすべてのハウツーも人生の中で働き始める。
それは、より良い食習慣、エクササイズのスケジュール、より賢明な金銭的習慣への配慮、学習や自己開発の充実、より強くより健全な人間関係、強力で前向きな影響力のある人生の漸進的発展などである。
#SlightEdge #幸せの秘訣 #ありきたりな事をきちんとやる #コミュニティー