『Live Happy』『スライト・エッジ』習慣を身に着けよう!

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行きかた上手


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第1章「スライト・エッジ」をやってみようから
 
第2章 「生きかた上手」へ
 
「不幸には過敏、幸せには鈍感」
 
人生に問題をかかえていない人などいないものだなど、日々患者さんを診察しながら思うのです。

他人がうらやむような家庭や地位や財産をもち、まさに人生の成功者として見受けられる人にも、はたからはうかがいしれない悩みや苦しみがあります。

病気をきっかけにして私と出会ったその日から、一切私には隠しておれなくなってしまう患者さんも多いようです。

「他人には言えませんが、先生だけはお話しします」と語られる話には、まるでそのご家庭に、玄関からではなくお勝手から上がり込んでいるような錯覚を覚えますが、医者だからこそ与えられた特権だと感謝して耳を傾けます。

そのようにして今日まで、うかがったさまざまな人生の辛苦を自分が経験したように感じてきましたから、私の年齢は実際の90歳どころか、何百歳も生きてきたような気さえしてきます。

さて、患者さんはたいてい、「私ほどの不幸物はいない」と話を結びます。

そこで、私は何百歳分の人生を振り返って、「あなたの苦しみは、どん底の苦しみの10分の1くらいしかないでしょう」と出会った方の中でも本当に胸が痛むようなつらい人生を送られた方の話をして差し上げるのです。

他人と比較して自分のほうがまだましだと思うのはさもしいことのようですが、それでも悩みの渦中にある当人には気持ちを切り替えるきっかけになります。

はえてして自分の不幸には過敏なものです。

小さな棘が指に刺さったくらいのことであっても、自分の不幸になると、その10倍20倍にも痛みを感じます。

不幸を実感するのはたやすいのです。

では、不幸がなければ幸福なのかと言うと、決してそうとは言えません。

誰しも幸福を望みますが、それを実感することにおいては極めて鈍感です。
 
 

日野原重明ウィキペディアWikipedia)』

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